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2006-11-14

未履修問題

高校における未履修が次々と発覚し、校長先生が自殺してしまう学校まで出てきて社会問題になっています。


ぼくが高校生の頃、理科の科目は「物理」「化学」「生物」「地学」の4つでしたが、ぼくの卒業した高校はなぜか「地学」を教えない学校でした。
以前どこかで書いたかもしれませんが、ぼくは高2から高3になるときに転校を経験しました。前の学校では「地学」は高3で履修することになっていたのですが、転校した先はこの「地学」がカリキュラムになかったので、結局ぼくは「地学」を最後まで教わることなく卒業したのでした。


余談ですが、この「地学」というやつは文系の選択率が非常に高い科目です。共通一次では4つの科目の中から2つ選択しなければならず、その中で文系は「生物・地学」という選択をすることが多かった。ところがぼくの高校では3つの中から2つを選ばなければならず、したがって文系なのに「物理・化学」という、まるで理系のような選択をしている生徒もたくさんいたのです。(ちなみにぼくは「化学」がまったく理解できなかったということで消去法で「物理・生物」に落ち着きました)


当時「地学」は必修科目ではなかったのでしょうか?
ぼくは本当に高校を卒業したと認めてもらえるのでしょうか?


しかしそれにしても、未履修が発覚した高校の中に、非常に苦しい言い訳をしているところが見られますが、どうしてこうも往生際が悪いのでしょうか。


曰く、「日本史や地理の授業の中に世界史の内容を織り交ぜている」
曰く、「オーストラリアへの修学旅行をもって世界史を履修したとみなす」


間違いは間違いと認めずにこういう苦しい抗弁を続け、結果的に恥の上塗りになってしまっているのは、なんとも情けないところです。


「これから卒業までの間に70時間の補習をする」というような学校も見られるようですが、非常にまじめな対応であるとはいえ、お互いにものすごい負担になることは間違いありません。


こういうときにテニスのルールのような考え方ができないものでしょうか。


テニスではカウントやサーブレシーブの順番を間違えていることが発覚したときは、その時点から正しいカウントや順番に戻し、それまでのポイントは有効にするということになっています。なぜこういう決まりになっているかというと、おそらく誰も正しい「過去」にさかのぼれないからでしょう。決して甘やかしているのではなく、過ちを過ちと認めた上での合理的な措置といえます。


今回も3年生については未履修のまま卒業させて、現1年生や2年生からきちんとしたカリキュラムにすればよいのではないでしょうか。
現3年生の未履修だけが問題になり、これまで卒業していった生徒の未履修は不問というのもおかしな話です。


ぼくはいちおう世界史を履修しましたが、自慢じゃないけどいまではその内容をまったく覚えておりません。こういう不良生徒を基準に考えるわけではないのですが、高校で習うことなんて所詮そんなものだと割り切れば、今回のようなケースももっと大らかに対応できるんじゃないかなあ、などとぼんやり考えているところです。

コメント

(一応の教育関係者として一言)
 指導要領は強制であるは、文部科学省の立場。
 指導要領は大綱的基準であり、細部は学校や現場教師が、地域の実情や、児童生徒の状況に応じて実践するが、まあ今日の教育界のコンセンサス。です。
 しかし、世界史必修は必修ですから、状況などと言っておられない。
 発覚した以上、補習やら追試やらしなければならないのは高卒条件から当然。
 もうけた損したは、違う次元の問題であります。高校の学問の話ではありません。
まあ、いわば習わなかった人は損した、とでも言うべき。
 世界史は少なくとも経済学への発展やら、卑近な例では、株取引を本格的にやっている人にとっては、世界史教養が欠ければ、100%だめでしょう。
 必要な時学べばいい、と言うのが理屈ですが、高校で入門的に学んで基礎を作り、、大学や海外への旅行などでさらに学んで行くなら、我が日本を客観的にとらえる土台となることは間違いありません。
 高校の学問が1回か数回の大学入試の瞬間のためだけのものであるなら、もうけた損したと言う理屈が成り立つかも知れません。
 と、熊日新聞に投稿がありました。
私もそう思います。

高校3年の時が、大量の『足切り』を出した年でした。共通一次(センター試験)受験前に国公立に出願、という制度は翌年には改められました。
私の時代は5教科5科目。
英国数に地理・生物で惨敗でした…
K塾K場校に1年間お世話になり、
英国数に地理・地学で無事母校に入学できました。
世界史・生物⇒取りませんでした。
地理を勉強しようと思ったのですが、モノゴトを分かっていない私は社会学科へ進み、地理とは関係のない学問を修めたのでした…

私の頃は、大学みたいに履修だの必修だの選択だのはなかったな~。
高1で地学・生物
高2で物理・化学
社会は学年は覚えていませんが、日本史・世界史・地理・政経をやりましたね。
高3の時、文系クラスにもかかわらず数3まで授業がありました。さすがにまじめにやりませんでしたけど。
今年の高3に対しての処置は私も冬のアナタさんに同感です。学校側も確信犯ではあるものの、理由を聞くと一概に学校側を攻め切れません。
一言では済まないのを承知で言うと、私は『ゆとり教育・週休2日』が全ての間違いの出発点だと思います。

ゼロ

ヤフーの新着ニュース見出しに「未履修全国で500件熊本はゼロ」と出て、周囲の熊本県出身者は騒然となりました(笑)
「なぜだ!」と三越の岡田社長のように聞きましたら、
10数年前に進学校であるD1高校が家庭科と保健体育で授業を減らし受験対策をしていたことが、教育委員会にばれて大事件となり、大目玉をくらったことがあったのだと聞きました。
それ、覚えてる…
それで熊本県は厳しくてゼロだったのです。
これってさきがけ?(笑)

みなさん、コメントありがとうございました。
先日、ある新聞のコラムに「そもそも義務教育でない高校で、一律の基準を設けるべきではない」というような記述がありましたが、ぼくも似たような感想を持ちました。
必修という最低ラインを設けることはまだしかたがないとして、最高ラインも設けているらしく、指導要領の枠組みを超えた高いレベルの教育を実施することができないでいるのではないでしょうか。
こういうことで諸外国に対抗しうる競争力が得られるのか非常に不安です。
週休2日はぼくもどうかと思いますね。百害あって一利なしという気がします。
大学もいつのまにか週休2日になっていましたが、何のことはない、土曜の授業を平日に割り振っただけです。したがって後輩の話によれば平日の練習がほとんどできなくなってしまったとのことでした。
家庭科と保健体育を削って受験対策にまわすというのは、進学校なら日常茶飯事でしょうね。
まあでも、それくらい大目にみてもいいんじゃないの?なんて思うのはぼくだけでしょうか。

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