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2016-03-21

『ソフトテニスマナーBOOK』で何かが変わるか

日本ソフトテニス連盟(以下「日連」という)が、「ソフトテニスマナーBOOK」なる冊子を発行し、全国の支部連盟に配布したという。(日連のホームページにもPDFファイルが貼ってあるのでぜひお読みいただきたい)

マナーBOOK


聞いた話によると、このマナーBOOKは、以前からマナーの向上に取り組んでこられた福島県連盟の方が中心になって編纂し、日連から全国に展開することになったものらしい。


このような取り組み自体は評価できるものであり、やらないよりはやったほうがいいことは言うまでもないのだが、こんな冊子をわざわざお金(それはわれわれ加盟員の登録費から捻出されている)をかけて制作・印刷・配布して周知しなければならないほど、ソフトテニスのマナーは腐っているのかと思うと、非常に情けないものがある。


ソフトテニスという競技は以前から、特に硬式テニスとの対比においてマナーの悪さが指摘されており、その改善に向けてこれまでにもさまざまな取り組みが行われてきたと思う。


ただ、小生に言わせれば、いずれの取り組みも抜本的な改善策にはなっておらず、何より強制力がほとんどなかったため、全体的にはこれまでと何ら変わることがなかった、というのが正直な感想だ。


そういう意味では、今回このマナーBOOKが日連から発行されたということは、日連がこれまでのやり方から一歩踏み出して、新たなステージを目指そうとしている印象を受けなくもない。


しかし、このマナーBOOKの内容を見る限り、ほとんど新しい話は書かれておらず、当たり前のような項目のオンパレードであるのが非常に残念だ。こういう当たり前のような項目ばかりが列挙された冊子は、まずほとんどの人がきちんと読まないだろうと思われる。


小生はこれまで、このブログを通じて、さまざまなマナーの改善提案を行ってきたつもりである。


◇マナーの話やけど・・・
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-80.html

◇マナーの話
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-115.html

◇最近気になるこんなマナー
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-136.html

◇コート横断行為撲滅作戦
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-234.html

◇少し奇妙な(?)マナー向上施策
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-298.html


今回のマナーBOOKでは、小生がこれまで提言してきた内容に合致しているものもあるが、逆にまったく取り上げられていないものも多々あり、まだ道半ばであるという感想を持たざるをえない。


小生の提言に合致しているものとしては、以下のような項目が挙げられる。
(“⇒”以下は小生のコメント)


===================================

(大会会場でのマナー)
(1)観客席や通路にシートを敷いたり、荷物を置いての占拠は、やめましょう。
 三脚等の通路での使用はやめましょう。


 ⇒観客席は言うまでもなく観戦する人のためにあるはずなのだが、関係者の
  荷物等で占拠されており、しかも人がほとんど座っていないというケース
  が非常に多い。


(試合中の応援マナー)
(2)相手のミスに対しての拍手や、喜びを表す大きな声は慎みましょう。


 ⇒これは実はすごいガイドラインだと思う。自分のポイントだろうが相手の
  ミスだろうが、ポイントすれば「ラッキー!」と声援を送るのがこれまで
  のソフトテニスの“文化”だったからである。これを慎めと言っているのだ
  が、そんなに簡単に徹底されるのだろうか。


(大会会場でのマナー)
(3)コートでは、譲り合って練習を行いましょう。
(4)ラケットを置く等の場所取りはしないようにしましょう。


 ⇒これも根深い問題である。このような譲り合いの精神を選手に求めてもな
  かなかうまくいかないので、大会主催者によっては定期的に合図をして練
  習の交代をさせているところもあるくらいである。


(試合中のマナー)
(5)連続したプレーになるようにペアとの過度な打ち合わせはしないようにしま
 しょう。(ファーストサービスとセカンドサービスとの間の打合せや1ポイ
 ントごとに駆け寄って話す等。)


 ⇒ファーストとセカンドの間の打合せは、実はナショナルチームの選手です
  ら行っているものであり、1ポイントごとに駆け寄って話す行為に至って
  は、特に女子ではナショナルチームから中学生まで、あらゆる階層で行わ
  れているのではないか。これをやめましょうという今回のガイドラインは
  極めて画期的ではあるが、実効性があるかどうかは甚だ疑問である。


(6)対戦相手に向かって、ガッツポーズをして、威嚇するような行動はしない
 ようにしよう。


 ⇒これは先日のブログで、東京インドアで優勝した高橋選手についてコメン
  トした内容に通じるものである。東京インドアに出場し、多くの小中高生
  から見られているような選手がこういう行動をしているのは非常に残念で
  ある。

◇東京インドア雑感2016(上)
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-369.html


(アンパイヤーのマナー)
(7)コールは大きな声で行いましょう。


 ⇒これも以前のブログで指摘している事項である。やる気なさそうにボソボ
  ソとコールをする輩があまりにも多すぎる。

◇審判員制度の改革提案
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-357.html

===================================

以上、小生が指摘してきたことと合致する点はいくつか見受けられるが、取り
上げられていない点も多いのが残念だ。


以下は以前から小生が指摘している点であるが、これらを改善しないことには、
ソフトテニスという競技は真の意味での“まともな競技”にはなれないだろうと
思っている。


===================================

(1)他人の試合のインプレー中にコート後方を横切る行為
 (隣のコートに入ったボールを拾うために侵入する行為を含
む)


 ⇒これは小生が最も忌み嫌う行為なのだが、実は初心者から一流選手、
  選手から大会役員、ジュニアからシニアと、ありとあらゆる階層で見られる
  のである。いかに根が深いかがおわかりだろう。


(2)審判がコールする前に「アウト、アウト」などと叫ぶ行為

 ⇒これもすごく勘にさわる行為だ。この行為の何が問題なのかわからない連
  中も多い。審判以外の人間がアウトという言葉を発することの問題点がなぜ
  わからないのだろうか。

===================================


今回のマナーBOOKに示されたガイドラインはどの程度強制力があるのだろうか。
試合中にこれに反する行為をした選手がいた場合、即座にイエローカードを出してもいい、というくらいの運用をしないことには、なかなか定着しないのではないか。


「ソフトテニスの歌」しかり、「マスコットキャラクター」しかり、日連の取り組みはとかく、何かを作って終わりであり、もっと大切な“それをどのように運用して定着させるか”という視点が決定的に欠落していることは以前のブログで指摘した通りである。


今回のマナーBOOKは、ある意味、ソフトテニスという競技の将来を左右する画期的な取り組みだと思っているので、これがそれらの二の舞になってしまわないことを願うばかりである。

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