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2015-06-06

実は親がターゲットの「親子テニス教室」

小生は現在、東京都の某区にある自分の母校の小学校のPTAのママさんクラブで、月に1回、コーチというほどのことではないが、練習のお手伝いをさせていただいている。


このクラブは、今からおよそ35年ほど前に発足した。発足当時のいきさつなどはよく知らないのだが、テニスなどやったこともない小生の母親までが、なぜか発起人の一人になっていたことから、当時高校生だった小生は、夏休みにこのクラブでコーチのまねごとのようなことをさせていただき、図書券などをいただいた記憶もあるのだ。


その後小生は、親の転勤や大学進学などで東京を離れ、就職と同時に東京に戻ってきたのだが、この小学校の近くに住むことはなく、このクラブがその後どうなったのかなど知るよしもなかったのだった。


このブログの自己紹介の欄にもあるが、小生はある期間、軟式と決別し硬式に没頭していた期間があったのだが、その時期に小生の母親のところへある話が舞い込んできた。


“ある話”の依頼主は、このクラブの発足当時からのメンバーで、小生の母親とはその後もずっと懇意にしている方であった。
その方の依頼は、ずっとコーチをお願いしていた人が引退することになり、その後任を探しているので、一度息子さん(=小生のこと)に見にきていただけないか、というものだったのだ。


小生はそんなわけで当時硬式をやっていたので、自分がコーチを引き受けるというつもりはまったくなかったのだが、そのクラブの状況を実際に見てみないことには、何も判断できないだろうということで、一度見学に訪れることにしたのである。


実際に見たママさんたちは熱心に練習していたし、レベルも決して低くはないと感じられた。
誰か知り合いの人間をコーチとして探すことも考えたのだが、小学校の同級生が当時、PTA会長を務めたり、地元で綱引きのチームを組織していろんな大会に出ていたりといった活動をしていたことに刺激を受けていた小生は、「地域社会への貢献」「母校への恩返し」の2点について使命感のようなものを感じ、今思えばものすごく僭越極まりないのだが、自らコーチを買って出たのであった。


それから少なくとも13年ほどの月日が経った。
この間に、辞めていった方もいるが、新しい方もそれなりに入ってきている。
しかし、全体としては、それほど若返りが進んでいるわけではなく、平均年齢は毎年ほぼ1歳ずつ上がってきている状況である。


不思議でならないのは、PTAのクラブといいながら、現在自分の子どもがこの小学校に在学しているママさんはほんのわずかであって、それ以外はほとんどがOGであるということだ。
中には孫がいるというような方も少なくないのだが、そんなこととは関係なく、このクラブは既得権としてこの校庭を使わせてもらえているし、これからもそうなのだろうと認識していたのである。


しかし、このような体制も、やはり盤石ではないらしい。
仮に校長が代わったような場合、このクラブが校庭を定期的に使用している実態に対して突然異を唱え始める可能性はあるわけで、やはり現役、つまり在校生の親が部員に多数含まれていないと、将来的に安定した基盤は築けないのでは? ということがようやく問題化してきたらしいのである。



・・・前置きが非常に長くなってしまったが、この問題を解決するために、ママさんたちが知恵を絞った末に出てきた方策が、「親子テニス教室の開催」というものであった。
ソフトテニス教室を開催し、希望する親子に参加してもらう(参加費無料)のだが、実はターゲットは子どもではなく母親なのである。
つまり、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」ということなのだ。


この考え方はかなり理にかなっており、実効性が高いと思われる。
あらゆるスポーツで見られる傾向だが、親は自分のやってきたスポーツを子どもにもさせたがるのである。
テニス教室に申し込んできた親子の親がテニス経験者である確率は非常に高いと考えるのは、ある意味正しいと考えてよい。


そんな親子テニス教室がママさんたちによって企画され、この6月に3回にわたって実施されることになった。
練習メニューづくりなど、コンテンツの部分を小生が請け負うかたちで、本日(6/6)、第1回を実施したのだが、結果は大盛況であった。


親子いっしょにストロークやボレーをしてもらった中で、親の技術レベルはちょっと見ればすぐにわかるが、予想以上に経験者が多いことがわかり、正直言ってかなりビックリしている。
今後の勧誘活動(これはママさんたちの仕事になるのだが)次第で、当初の目論見通りに部員が増えてくれればと思っている。


機会さえあればテニスを続けたいと思っている人は大勢いるだろうと思うが、その“機会”が問題なのだろうと思う。


ずっとテニスを続けたい人は、言われなくてもそれができる場を自分で探すだろうが、そこまでのほどではない、という人は、何か外部から機会が訪れるまでは何もアクションを起こさない可能性が高い。
仕事や家事や子育てで忙殺されているから、ということもあるだろう。


時間にある程度余裕ができ始め、自分も何か趣味・余暇の活動を始められないか、と思っている人をいかに着実に取り込んでいけるかが、今後のカギになるのではないかという気がしてならない。


ジュニアの育成は別な人たちに任せるとして、小生はプレイバック世代、つまり“昔の名前で出ています”世代を取り込んでいく作業に貢献できたらと思っている。

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