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2013-02-15

ソフトテニスにおける“体罰”

大阪市立桜宮高校のバスケ部に端を発して、いま学校における「体罰」が急にクローズアップされている。


しかし、話題になったり調査が入ったりしているのは、なぜか運動部における「体罰」だけなのが不思議だ。
授業中に居眠りをしていたといっては正座させられたり、パーマをかけたといっては殴られたりと、学習指導や生活指導の場でも、十分「体罰」は起こり得るはずなのだが。


小生が小・中・高校生の頃は、こうした「体罰」はいろんなかたちで存在していたと思うが、たいていの場合、生徒の側が悪いので、生徒本人も親も特に問題にはしていなかったように思う。


これは小生が実際に見た話ではなく、小生の友人の中学か高校時代の体験談なのだが、その学校には1学年に10クラスあり、教室は1組から10組までまっすぐ並んでいたらしい。


ある生徒が1組の教室の前の廊下で教師から往復ビンタで殴られ始めたのだが、その生徒は殴られながら後ずさりをし、そのまま10組の教室の前まで殴られ続けたらしい。


小生としては、その生徒がどうしてまっすぐ後ろに下がり続けたのかがとても不思議である(笑)


小生は中・高・大と軟式庭球部に所属したが、いずれも監督・コーチなど、いわゆる「指導者」がいない環境だったため、部活動での「体罰」は見たことも受けたこともない。他の学校には、コワモテの指導者がいたりして、ラケットが折れるまで殴られるとか、そんなウワサを聞いたことはあったが、その「体罰」の現場を見たことはなかった。


小生が軟式庭球部における「体罰」らしきものを初めて見たのは、高校1年の3月、全日本高校選抜を見に行ったときのことだった。


小生は高校の部活仲間数名といっしょに見に行っていたのだが、実はこの日、会場には小生の父親も観戦にきていた。
父親は、2年前のこの大会で、郷里の都城商業が優勝したことにすっかり気をよくして、再び会場に足を運ぶ気になったらしかった。


ある男子の試合で、某代表校の監督が、チェンジサイズ時に何やら選手に説教している様子だったのだが、そのうち、その監督は選手の坊主頭をボコボコ殴り始めたのだった。


今だったら大問題になりそうな話である。監督は即退場させられ、監督を辞任させられるだけでなく、教師をクビになるくらいの話かもしれない。


いやあ、全国クラスの学校というのはエラい厳しいなあ、大観衆の前で殴られるんだもんな、などと思った次の瞬間、観客席から「やめろーーーーーっ!」と怒鳴る声がした。


思わず声のしたほうを見ると、怒鳴っていたのは父親だった。


聞けば小生の父親は、小学校のころまったく身に覚えのない理不尽な理由で、教師からひどく殴られた経験があるらしく、そういった記憶が引き金になったのではないかと推測するが、それにしても大観衆の前で怒鳴るとは・・・
ヘンに正義感の強い父親らしいといえば父親らしい。


いまや「体罰」は絶対にあってはならない、という論調が主流であり、あの桑田真澄氏もメディアに登場して、体罰の根絶を訴えたりしているが、小生は必ずしもそうは思っていない。言うこと聞かない生徒はもっとどんどんぶん殴っちゃってかまわないんじゃないかと思っている。


ただ、運動部の指導現場の場合は、「熱血指導」と「体罰」の境界線が当事者にとってもわかりにくいので、特に難しい。ぶん殴ってばかりいる先生が、実は生徒から慕われているというケースも少なくない気がする。


ソフトテニスの指導現場でも、もし殴ったほうが効果的なのであれば、多少は許されてもいいんじゃないかと思うが、テニスというのは非常にメンタルなスポーツである。殴られたことで、それがどの程度結果に結びつくか、というとほとんど効果はない気がする。


ましてや、昔に比べると殴られ慣れていない生徒たちである。萎縮することこそあれ、発奮して事態が好転するとは到底思えないのである。


・・・というようなことを書いていたら、今度は岡山の高校で監督に叱責された野球部のマネージャーが自殺するという事件が起きた。
「体罰」でなくても、言葉の暴力などで生徒が追い詰められることはいくらでもあるということだ。


ソフトテニスに限らず、あらゆる競技には真剣さと根性が求められ、それを追求していった結果、能力の限界を超えて力が発揮されることもある。「怒るよりほめたほうが伸びる」ということは最近よく言われることだが、最高の結果を引き出すためには、ほめるだけでは限界もあるだろう。必然的に「叱責」という行動が発生し、それが昂じると「体罰」になっていくのだろう。


ただ、指導のあり方としては、やはり「体罰」はレベルが低いと言わざるをえない。指導者の未熟さを露呈するだけのような気もする。言葉や身体の暴力に訴えることなく、選手たちのモチベーションと最高のパフォーマンスを引き出すことができる指導者こそが最も尊ばれるべきなのだと思う。





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