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2013-01-10

【目からウロコシリーズ】これも一つの公認ウェア

あらゆる競技の中でもかなり特殊なケースとして、ソフトテニス界には「公認メーカー制度」というものが存在し、当然のことながらユニフォーム(ウェア)もその対象になっている。


要は、試合で着用するユニフォームに制限があるということなのだが、実はこの制限は、

 A、公認メーカー制度
 B、ユニフォーム等の着用基準について

という2つの決まりごとによって構成されている。


よく見られる誤解として一番多いのは、「公認メーカーの一つ一つのアイテムごとに、公認か公認でないかが決められている」というものだ。


たしかに、公認メーカーのカタログを見ると、一つ一つのアイテムに、日本ソフトテニス連盟がお墨付きを与えているかのようなマークが付されているケースが見られるのだが、これはあくまで、Bのユニフォーム着用基準を満たしているかどうかをメーカー側が判断して(もしかすると、日連にいちいち確認しているのかもしれないが)マークを付しているにすぎない。


したがって、Aの「公認メーカー制度」だけについて言えば、公認メーカーが製造・販売している製品はすべてこの制度の要件を満たしているということになるのだが、Bの着用基準というくだらない規則が邪魔をしているため、結果的にはプレーヤーにとってアイテムの選択の幅が非常に狭くなってしまっているのだ。


日連のホームページでは、たとえばユニフォームについては次のように表示されている。


kouninmakers.jpg


メーカーの社名だけ載せればよいところを、わざわざブランドのロゴまで併記しているが、これはユーザーに大きな誤認を与えるので、今すぐ取り下げていただきたいところだ。


というのは、これもかなり誤解されやすいのだが、公認制度というのは、あくまで「公認メーカー制度」であって、「公認ブランド制度」ではないからだ。


たとえば、上記の「ゴールドウィン」のところにはエレッセのロゴが記してあるが、後述するようにゴールドウィンが扱っているブランドはエレッセ以外にもたくさんあるので、このように、エレッセブランドしか着てはいけないかのような誤認を与える表現はやめていただきたいということなのだ。



そういうわけで、よく知られているブランド以外にも、その公認メーカーが製造・販売している隠れたブランドがいろいろあるので、今回はそれを紹介したい。


まずはダンロップスポーツ。


ダンロップが公認メーカーになったころは「住友ゴム工業」という社名だったと思うが、2003年にスポーツ用品部門を「SRIスポーツ」として独立させ、さらに2012年5月に「ダンロップスポーツ」と社名変更している。(上記の日連ホームページでは未だ更新されていないが)


このダンロップスポーツが扱っているブランドには「DUNLOP」以外に次の2つがある。


dunlop.jpg


左が「スリクソン」、右が「バボラ」である。
スリクソンはゴルフも扱っているが、どちらも硬式テニスのブランドであり、テニスウェアも製造・販売している。


これらの製品はれっきとした公認メーカーの製品であるのだから、着用基準さえ満たしていれば、ソフトテニスの試合で堂々と着ることができるのだ。


次にゴールドウィン。


先ほど述べた通り、エレッセ以外にも多くのブランドを扱っている。
以下に抜粋したのはその一部であるが、どれもかなり知られているブランドなのではないだろうか。


goldwin.jpg


①エレッセ ②チャンピオン ③カンタベリー ④ブラック&ホワイト
⑤ザ・ノース・フェイス ⑥ヘリーハンセン


エレッセ以外はテニス専用のウェアを扱っているブランドではないのだが、どのブランドにもポロシャツくらいはあるはずだ。
カンタベリーはラグビーウェアで有名だが、ラグビーのお洒落なジャージでソフトテニスの試合に出てみるなんていうのも、悪くないと思っている。



以上、意外な公認ウェアの選択肢を紹介したつもりだが、いわゆるメジャーなY社とかM社のウェアが好きで好きでたまらないという人は、それらを着続ければいい。


そうではなくて、小生のように、他人と同じものを着るのが大キライで、大会会場で自分と同じウェアを着ている人に会うのが死ぬほどイヤだ、というヘソ曲がりは、ぜひ上記のような変わったブランドを試していただきたいと思う。


みんなと同じ制服がイヤで、何とかギリギリ校則に抵触しない範囲で他人と違う格好をしたいという発想に限りなく近いものがあるが、ソフトテニス界にはもっとそういう“個性”を発揮しようという気持ちがほしい。
現在、多くのプレーヤーが着ているウェアは、結局のところどれも同じようなものでしかないからだ。


※3回にわたって「目からウロコシリーズ」を展開してきたが、とりあえずここでいったん小休止とさせていただく。
実はソフトテニスプレーヤーにあまり知られていないかもしれない、という情報があれば、また随時情報提供していきたいと思う。

コメント

冬のアナタ様
いつも楽しく読ませていただいております。どちらかというと私は大会運営する立場になったり指導する立場になることが多いので、辛口コメント、身の引き締まる思いで読ませていただいています。

さて、今回の「公認制度」についてのお話ですが、私の解釈はやや違うのでコメントさせていただきます。

まず、公認制度ですが、これは「公認メーカー制度」ではなく、「ソフトテニス用具・用品およびコート施設に関する公認規程」と定められています。
ご指摘のように、連盟ホームページやハンドブックの中には、「公認メーカー」と言う表現を用いていますが、私の解釈は、「公認用具・用品を提供しているメーカーやコート施設事業者」です。
連盟HPの業務・財務→諸規程→用具およびコート施設に関する公認規程のPDFファイルを見るとわかります。
例えばY社がラケットを公認してもらおうとしたら、申請書に添えて新規公認料として500万円を日本ソフトテニス連盟に支払います。さらに年次ごとに10万円を支払わなければなりません。これが続くわけです。ユニフォームを公認してもらおうと思えば、別に新規公認料として500万円を納入し、年次ごとに116万円を支払います。シューズも公認してもらうとなると、新規公認500万円と年次ごとに48万円を納入します。ストリングも同様です。
つまりY社としては、ラケット、ユニフォーム、シューズ、ストリング、ネットなどアイテム毎に新規公認の申請料と年次ごとに維持会費を日本ソフトテニス連盟に納入しているのです。ですから、Y社のすべての製品が、メーカーとしてまるごと公認されているわけではありません。よって例えば「ユニフォーム等の着用基準」を満たしていても、Y社のゴルフ用ポロシャツを着てソフトテニスの公式大会には参加できないと考えます。
ですから、公認規程は上記文書の第2条の公認区分のアイテム毎に公認されていると考えられます。

冬のアナタ様が具体例としてあげられている、SRIスポーツのユニフォーム製品でも、おそらく「ダンロップ」ブランドのユニフォームを公認申請しているのであって、「スリクソン」や「バボラ」は公認のユニフォームではないと思います。
ただし、公認区分以外のアイテムは、関係ないというのが私の持論なので、私自身はキャリーバッグは硬式メーカーのテクニファイバーですし、リプレースメントグリップはバボラを愛用しています。グリップテープも硬式テニスの外国メーカーをよく使います。

ゴールドウィンも「エレッセ」ブランドのテニスウェアのみを公認申請していると考えられます。
ノースフェイスやヘリーハンセンなど私も好きですが、今のところソフトテニスでは使えないようですね。

いずれにしても公認制度は日連の財源であることは確かです。以前公認だったディアドラのシューズが、再び公認になったら嬉しいのですが。再度新規公認料500万円と年次維持会費48万円は、今のところディアドラジャパンにとっては採算がとれないのでしょう。

規程の文書を読み進めると、ラケットの検定料(証紙)60円となってます。ラケットに添付されているSTAの緑色のマークは、メーカーが日連から1枚60円で買ってラケットに添付しているんですね。(実際に買っているのかどうかは不明。代金だけ支払って自社で印刷しているのかも)これこそ目からウロコです。


みつぷりん様

コメントありがとうございました。
いつも運営側の批判ばかりしており申し訳ありません。私も運営側にいたことがありますので、運営がいかに大変かは人一倍よくわかっているつもりでおります。


さて、いただいたコメントですが、みつぷりんさんのような解釈をされている方が、まだ大半を占めているというのが現状だと思います。
そういうこともあって、今回このような情報提供をさせていただいた次第です。

おっしゃる通り、公認されているのはユニフォーム、シューズ、ラケット等々、決められたカテゴリーだけですので、たとえばY社のゴルフクラブなどは当然公認の対象になりません。そういう意味では、私が「公認メーカーが製造・販売している製品はすべてこの制度の要件を満たしている」と表現したのは誤解を招く表現でした。

ラケットやシューズのように、ある機能に特化したカテゴリーと比べ、ユニフォームは素材・デザインなどが多岐にわたっており、アイテムの数も非常に多く、また似たようなものが多いため、解釈がやや難しくなってくると思います。

Y社のように、ゴルフはもちろんのこと、(硬式)テニスとソフトテニスのカタログすら別になっているようなメーカーは話をわかりにくくしているので、たとえば私が着用しているナイキを例にとりましょう。

(株)ナイキジャパンは、テニスウェアを販売していますが、それがテニス用であるかどうかは見た目には判別できません。製品によっては「コートロゴ」なるものがついており、それはテニス用といえるだろうと思いますが、テニスショップで売られているナイキのウェアは、用途がテニスに限定されたものだけではありません。

また、ソフトテニスに用途を限定したウェアなどは販売されていません。

さらにナイキには、特に用途(競技)を特定しない「NIKE SPORTSWEAR」というカテゴリーがあるのですが、このカテゴリー内にあるポロシャツなどは、ソフトテニスの試合で着用できないのでしょうか。

もしそうだとすると、ユーザーにとっては選択の幅が恐ろしく狭くなってしまいます。

また別の例えですが、ワタキューセイモア(前・サンライフ)の選手たちがよく着ていたノースリーブのワンピースは、あれはどう考えてもソフトテニス用に販売されているものではないと思います。あれは明らかにシャラポワやヴィーナス姉妹が着そうな硬式テニス用だと思いますが、あれが着用を許されていたということは一つのベンチマークになるのではないでしょうか。

ですから私の解釈は、たとえばシャツであれば、袖を通すことができて、シャツを裏返したときに現れるタグに公認メーカー名が書かれていれば、それはすべて公認された製品である、ただし、半袖で、襟がどうのこうので、という厳しい(?)「ユニフォーム着用基準」を満たさなければならないので、結果的には奇抜なものを着用することはほとんどできないのだ、というものです。

「公認メーカー」は、ブログ本文でも書いた通りあくまで「公認メーカー」であって「公認ブランド」ではないと思っています。
スリクソンやバボラが着用可能なのかどうかは、日連に公式見解を求めればよいのかもしれませんが、これまでの私の経験から、日連はまず公式見解などは出さず、人によっても言うことが異なり、結果として各大会主催者の運用に委ねるだろうと思われます。

したがって、これらが着用可能かどうかはそれぞれの大会主催者と対峙していくことになりますが、仮にスリクソンやバボラを着用していて、大会主催者から物言いがついた場合でも、私はそれを論破する自信があります。

最後に、これは本論の論拠となるものではありませんが、某ソフトテニス専門店からは「スリクソン、バボラともに着用可能」とのコメントが得られています。

そもそも私は以前から、公認メーカー制度、正しくは「ソフトテニス用具・用品およびコート施設に関する公認規程」なる制度そのものの廃止を訴えています。
プレーヤーから自由な選択権を奪っているこの制度さえなくなれば、このような不毛な議論も不要となるのではないでしょうか。


今後ともこの拙いブログをお読みいただき、もろもろご指摘いただけますと嬉しく思います。

冬のアナタ様

返信ありがとうございました。
この公認制度と着用基準は、まだまだ議論の余地があるようですね。
スリクソン、バボラとも着用可能なんですね。知りませんでした。

このような意見がブログ上だけでなく、何らかの方法で日本連盟に届いて行く必要がありますね。

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