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2012-11-03

ガット手張りに再挑戦(その2)

前回の続きである。


工具は揃ったので、さっそくガット張り作業を開始した。


まずは自宅にあったラケットのガットをニッパーで切断しながらはずしたのだが、久しぶりの作業なので、どの穴からどの穴へガットを通せばいいのかがわからなくなってしまわないよう、穴の近くに目印の小さなシールを貼ってからガットをはずすこととした。


次に縦糸を張る作業。全長約11mとされているガットのうち、縦糸に使う分は、以前は「ラケットの全長の7.5倍」とされていた。

が、当時と比べるとフェイス面積が全体的に大きくなっていることを考えると、7.5倍では少し足りないのではないかと思い、8倍より少し短いくらいの長さを縦糸分として確保した。


ガットの張り方について、細かく解説するつもりはない。昔の指導書には必ずと言っていいほど、ガットの張り方が解説されていたものだが、最近はまったく触れられていない。機械によるガットの張り方というのは、一般のプレーヤーは知らなくてもいいこととされてしまったのだろう。


昔の指導書の中から、ガットの張り方がコンパクトにまとめられているページを発見したので紹介しておく。興味のある方は必要に応じて画像を拡大してご覧いただきたい。
ここには、先日のブログで紹介した「緩んだガットの張力をアップさせる方法」や、「ガットが切れた場合の修理方法」などについても触れられている。


harikata.jpg
▲『軟式テニス教室』(藤善尚憲 昭45 大修館書店)より


縦糸は、中心部から外側に向かってすべてガットを通しておき、少しずつガットを締めていく。締めたガットの両端はラケットの穴に千枚通しを差し込んで止めるのだが、ここで大きな誤算があった。


ラケットの穴が小さすぎて、千枚通しが入らない のだ。


いまのラケットが手張りを前提に作られていないからなのだろうが、それにしても穴がこんなに小さいとは思わなかった。事前にラケットをもっとよく見るべきだった。


何とか千枚通しをねじ込みながら、やっと縦糸を張り終えた。途中で千枚通しが抜け落ちること多数。
縦糸の強さの目安は、中央の4本をつまんでみて、やっとくっつくくらいがちょうどいいとされていたが、それはカンカンに張っていた現役時代の話だろうと思い、あまり強く張らずに縦糸を終了させたのだった。


前述の通り、縦糸分としてラケット全長の8倍弱の長さを確保していたのだが、実際に張ってみると、少し足りないのではないかという感想を持った。
現在のラケットのフェイス面積を考えると、8.5倍程度が適当なのではないかという気がしている。


次に横糸。これは縦糸を1本おきに通しながら巻き棒で締めていく作業であり、縦糸の場合よりはきちんと張れた感があった。
が、やはりどの穴も小さいため、途中で何度か千枚通しが抜け落ちた。
また、縦糸をそれほど強く張らなかったこともあって、横糸だけを強く張るとフレームが変形しそうだったため、それほど強くは張れなかった。


このラケットでは、横糸は16本張ることとされているようなのだが、ウッドが主流だった当時は15本が標準だったと記憶している。


フェイス面積が大きくなっているのだから当然といえば当然なのだが。


というわけで、思ったよりもはるかに四苦八苦しながら、何とか張り上げた。


hariagari.jpg


張りの強さに関しては、縦糸を強く張らなかったことがすべてを決定づけ、信じられないくらいユルユルなテンションに仕上がってしまった。。。


いまのラケットが、縦糸を強く張るとどのくらい変形するものなのか、よくわからないが、「縦糸張りでフレームの縦の長さをつぶしておいて、それを横糸張りで戻していく」というやり方は、今でも基本的に変わっていないのではないかと思われた。


以上が10年以上ぶりに挑戦したガット張りの一部始終であるが、小生としては穴に千枚通しが入らなかったことが思いのほかショックであった。


入らないのであれば、入りやすい細さの工具を調達するしかない!ということで、東急ハンズに行ってみたところ、レザークラフトのコーナーに、かなり細い千枚通しを発見した。


senmai-2.jpg
▲右が最初に100円ショップで調達した千枚通し。左がレザークラフト用の細いもの。


これを買ってきて、ラケットの穴に差し込んでみたところ、かなりいい感じで使えそうなことが確認できた。
次回は、これらの“秘密兵器”を使い、機械張りと遜色ない仕上がりに挑戦してみたい。

コメント

手張りお疲れ様でした。

私も以前は娘のラケットを手張りしてましたが、カーボンになってからは、千枚通しが通らず、ゴーセンのガットフィクチャーなるものをつかって張りました。

今は機械に頼っています。

なつかしいですね。こういう事をブログに載せてくれるのが嬉しいです。縦糸を張り終えた時点で、ギターのまねをしてみたり・・・。

私は今現在、機械張りで年間150~200本ぐらい張り上げますが、以前は手張りで張ってました。この10年ぐらいで完全に機械張りになりましたね。
私が手張りを辞めた理由は、同じように千枚通し(目打ち)が入らないラケットが増えたことと、ミクロパワーのような特殊コーティングしているストリングが増えて目打ちが滑るようになったことですね。今のラケット自体、機械張りを前提でつくられてるようですし、張り上げるテンションも高くなってます。ウッドに手張りしてた頃は、強く巻きすぎて穴を貫通してラケットをダメにしてしまうことが多々ありました。
目打ちが滑ることに関しては、ウッドのストリングホールと、カーボンラケットのグロメットの摩擦係数が大きく違うことも考えられますね。
ミクロパワーの大ヒットもソフトテニスで機械張りが増えたことの一因に他なりません。
それから、機械張りは自分のテンションを何ポンドという数値で記録できることは大きなメリットだと思います。

いい球出てましたね。楽しかったです

ケミカル素材のラケットは手張りを前提にしていないと思います

クランプというかぎ爪の様な道具を使うと千枚通しを使わずガットをホールドでき、手張りが可能と聞いたことがあります。
今のラケットで手張りで25ポンド以上とか現在のレートで強めの張り具合は難しいのではないでしょうか。

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