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2012-10-28

ガット手張りに再挑戦(その1)

以前は、ガットというものは、自分で張るのが半ば常識であった。自分でガットが張れないとしたら、それは自転車に乗れないのと同じくらい、かなり恥ずかしいこととされていたのだ。


この場合の“以前”というのは、いつまでのことを言うのか、実はよくわからない。


小生がいったん軟式をやめてしまった1992年ごろまでは、ストリンギングマシンは硬式ラケットのためにあるもので、軟式ラケットのガットはまだまだ手張りが主流だったと記憶しているが、ソフトテニスに戻ってきた2002年ごろには、すでに機械張りが当たり前になっていた。


機械張りというのは、まずプレーヤーにとっては、多少の工賃はかかるが、手間をかけることなく安定したコンディションが約束される(きちんとしたストリンガーに依頼した場合の話だが)というメリットがあり、テニスショップにとっては、これまで選手が自分で張っていた分が工賃というかたちで収入増となるということで、WIN-WINの関係をもたらしたと思う。


しかし、この「機械張り化」によって、ただ一つ失ったものがあるとすれば、それは、自分の道具への目配りとか愛着、ではないかと思っている。


ガットを張るという行為は、書道にたとえると、硯(すずり)で墨を“する”行為に匹敵するほどの重みがあるのだ。


自分で墨なんかすらなくても、墨汁を買ってくれば字を書くことはできる。が、その「墨をする」という時間には、かなり大きな意味があるのだということを、小学校の書道の時間に習った気がする。


そんなわけで、若い頃はガット張りという作業が本当に好きだった。


学生時代、福岡に遠征した後、親戚のいる宮崎まで1人で行ったことがあり、宮崎に向かう途中、一両に5人程度しか乗っていない列車の中で、なぜかガット張りをしたのだが、その瞬間は非常に幸せな記憶となって残っている。


さて、ガットというものはテニスショップに置かれているおっきなマシンでないと張れないと信じて疑わない、平成生まれの皆さんには、「自分で張る」というのはどういうことなのか、まったく見当もつかないだろうと思うが、それこそ10年以上ぶりにガットを自分で張ってみたいと思い、まずは工具の調達を開始した。


senmai.jpg
▲千枚通し。締めたガットを留めるためのもの。これは100円ショップで調達した。

余談だが、100円ショップで千枚通しが見つからなかったので、店員に尋ねたところ、「千枚通しって何ですか?」と逆質問されてしまった。。。

いまや千枚通しというのは死語なのか? 「千枚漬けのお通し」ではない(笑)


nipperpench.jpg
▲ガットを切るためのニッパー(左)と、ガットを引っ張ったりするためのラジオペンチ(右)。
小生は学生時代、ニッパーの代わりに「爪切り」を使っていた。
ちなみに、これらも100円ショップで調達。


makibo.jpg
▲巻き棒。以前はラケットのグリップのようにレザーが巻かれたものが主流だったが、これはホームセンターで見つけたゴム製の丸棒。滑らないので非常に使いやすい。


これだけの工具があればガット張りは可能なのだが、何と言っても、10年以上経験していない作業である。いま自分が使っているラケットでいきなり試すのは、あまりにリスクが大きいということで、自宅にあった、現在使っていないラケットを引っぱり出してきて、これを“実験台”として練習してみることにした。


いざ作業を開始したのだが、想定していなかったトラブル(?)がいろいろ発生するのにはまいった。


長くなってしまったので今回はここまで。


次回は、四苦八苦しながら張り上げた結果と、そこで気づいたいくつかのポイントについてご紹介したいと思う。

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