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2012-09-03

新潟インターハイ雑感(下)

前回の続きである。

とりあえず、今回のインターハイ男子の部で散見されたいくつかの問題点を列挙してみる。


【疑問その1】 プログラムが売り切れ

大会というのは、それが大きなものであればあるほど「見ても楽しい」ものでなければいけないはずだと思っている。
しかし、たいていの場合、運営者側は大会日程を無事に消化させることで精一杯であり、観客に楽しく見せることなど二の次・三の次にされてしまっていると感じられることが多い。


今回は男子の部に3日間通ったが、どの日もプログラムは売り切れだと言われ、結局最後まで入手できなかった。
最終日の団体戦だけは、プログラム売り場でドローのコピーを無料で配布してくれていたが、観る側としては、たとえば選手名簿など、組合せ以外にも知りたい情報はたくさんあるわけなので、それだけでは片手落ちである。


2005年の千葉、2008年の埼玉など、近年インターハイはよく見に行っているが、プログラムが売り切れなどという“ていたらく”にはお目にかかったことがない。


プログラム売り場で働いていた高校生たちに罪はない。そのテントの奥にふんぞり返っていた教員と思われる大人たちにあまりに問題意識がないのであきれてしまった。


「売り切れちゃったんですよ~」などと、まるで買った人たちが多すぎたのが悪いとでもいいたげだったのだが、小生に言わせれば、自分たちの印刷部数の見積もりが大きく狂っていたということであり、そのことに対する反省がまったく感じられなかった。


プログラムをタダで配ってくれと言っているわけではない。きちんとお金を払って購入しようという多くの観客に対してプログラムの在庫切れを起こすなどというのは、大会主催者側の恥だということを肝に銘じていただきたい。


余談だが、ちょうど10年前の2002年の天皇・皇后杯は、今回のこの新潟市庭球場が会場だったが、このときもプログラムが売り切れだと言われ、残念だった記憶がある。


プログラムの手配は、誰がいつどのように行っているのかわからないが、もし「新潟では在庫切れが起きることが多い」というような傾向があるのだとしたら、関係者には猛省を促したいところである。



【疑問その2】 試合をしている選手が誰なのかわからない

インターハイの“特権”ともいうべきか、すべての試合においてスコアボードが用意されており、補助員が1ポイントごとにスコアを付け替えていた。


しかし、スコアボードにおいてチーム名・選手名を表しているのは、ドローの番号だけである。たとえば12番と25番が対戦中だと言われても、それがどこの何という選手なのかまったくわからない。


プログラムが手元にあればすぐにわかるのだが、「その1」で述べたようにそれが売り切れているため、最後までわからずじまいなのだ。


唯一手がかりになりそうな「ゼッケン」も、日連の取り決めでは「都道府県・姓・所属」となっているところを、インターハイローカルルールなのか「都道府県・所属(学校名)」でしかないため、選手の個人名がわからないのである。


小生、ゼッケン着用を義務付ける今のルールにはどちらかというと批判的なのだが、唯一メリットがあるとしたら、そこで試合をしているのが誰なのかがわかる、という点だと思う。


それなのに、ヘンなローカルルールによってそのメリットが失われているのだとしたら、何のためのゼッケンかということになる。
日連が定めたゼッケン着用のルールを遵守しない高体連という団体とはいったい何なのか?という疑問すら湧いてくる。



【疑問その3】 2面展開の場合に線審を置くとしたら

これは審判委員の先生方が、相当頭を悩ませていたようなので、あえて取り上げてみる。


男子団体戦の準決勝以降は、時間の関係なのか2面展開で行われた。
これは大会規則なのか、準決勝以降は線審をつけることになったのだが、問題はその線審の位置である。

図3

上図は、そのときのコートの状況を示したものである。

上図でBコートとCコートを使って試合を行う場合、Cコートの線審は、図の3と4の位置に置けばよいが、Bコートの線審は、1と2の位置に置くわけにはいかないので、審判台を★印の位置に移動し、5と6の位置に線審を置く必要がある。


ところが、この会場はなんと、審判台が固定されており、移動させられない構造になっていたのだった。


しかたなく、審判台は固定のまま、5と6の位置に線審を置いて試合が行われたのだが、線審というのは正審の反対側、つまり副審と同じ側に位置していなければいけない、というのはルールで決められていることである。


したがって、杓子定規に言ってしまえば「審判台が固定されているコートにおいて、隣接した2面での並行展開を行う場合、線審を置くことは不可能である」ということになる。


もちろん、上図でたとえばAコートとCコートのように1つ離れたコートで2面展開を行うのであれば、この限りではないのだが。


【疑問その4】 ボールの空気調整はいつ行うべきか

団体戦を見ていたときのこと。


試合前に両チームが挨拶した後、サービスライン付近で円陣を組んで気合いを入れるのが一般的なパターンではないかと思うが、この円陣を組んでいるような時間に、審判団がボールのバウンドを確認しているのには驚いた。


どうしてもっと早い段階で空気調整しておかないのだろうか。


真夏なので、その日の朝に本部席で空気調整をしていても、気温の上昇に伴ってバウンドが変わってしまう可能性があるから、試合の直前に確認することにしようよ、といった取り決めがされたのかもしれないが、そこまで厳密な運用をするのなら、団体戦の3試合すべてにおいて、それぞれの試合の直前にバウンドを確認するくらい徹底した運用をしてほしいところである。




以上、今回のインターハイを観戦して感じたことを列挙してみた。


やはりインターハイというのは、ギリギリのところで運営されており、観戦する人への配慮などを検討する余裕などほとんどないように見える。


開催県だけに過剰な負担を強いるのではなく、もう少し手分けをするなどして、余裕をもった運営ができないものだろうか。

コメント

感想は自由ですが

批判するのは、たやすいことですよね。運営関係者ではありませんが、読んでいて不愉快な気持ちになりました。

もっともなご批判だと思います。

ただ考えていただきたいのは、企画・運営している側が商業的な大会運営に関しては素人の教員だということです。
 
 そして大会運営にはお金がかかりますが、その運営資金はほとんどが県や国からの補助金で行われます。つまり収支決算にかんしてお役所への届けが必要なのです。信じられないことかもしれませんが、この収支決算が
絶対の「0会計」なのです。
 予算と決算が1円も狂ってはならないのです。私は今年中体連のブロック大会の会計をやりましたが、800万円かかりました。それを「0会計」で監査を受けなくてはなりません。
 それはそれは大変な苦労だったと思います。そうした苦労をなくす方法は一つあると思います。

 電通などの広告代理店に全国大会を仕切ってもらうのが良いと思います。イベント企画会社が仕切れば観客側の不満もなくなるのでは?

 甲子園しかり、春高バレー、高校サッカー・・・エンターテイメント重視でいくか教育活動の部活動を優先するか?

 私個人の考えは出場する選手が「いい大会だった」と思ってもらえる大会運営をしたいです。次が観戦する方への配慮ですかね。
 

↑の方へ
最低でもどこが、なぜ不愉快に思ったのか書いた方がいいと思いますよ。
この記事には大会のどこがダメでどう改善したらいいかがしっかり書いてありますが、あなたのコメントはどうですか?
悪かった点や改善策も書かずに、ただ批判だけするのはたやすいことですよね。


記事の内容については私も概ね同じ考えです

色々な問題点を指摘頂くことは競技、運営がよりよくなっていく上でとても大切なことだと思います。記事に関してご不満に感じられた方の気持ちも非常によくわかります。なぜならそのためにどれだけ考えて準備をして来たかという事が背景にあるからだと思います。問題点も色々熟慮した結果、そういう見方もされてしまったということでしょう。審判台の件もしかり、ボールの測定方法もしかり、そんなことは運営側は当然わかっているものです。ですがそうせざるを得ない理由がそこにはあるのではないでしょうか。断片的にその部分だけ見ていては不満を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。一番の問題点は毎年毎年同様に大会が運営されていく中でそういった問題点が改善されていくシステムがないことなのではないかと思います。

子供がソフトテニスをしていて見たいということで、まあ隣県で開催ということもあり、初観戦しました。
私が気になったのは、一部の学校ですが、近くの
道路(農道みたいな)に学校名の入ったマイクロバスを駐車していたことです。
臨時駐車場にバスを止めてシャトルバスに乗り換える学校もいたのに、ちゃんと駐車場以外に止めないといけないように運営側に対応してほしかったです。それとも強豪校はいいんですかね。。。

臨時駐車場に停めてバスに乗った観戦者です。

批評は簡単にできます
しかし高校生の大会で、どの程度のスタッフと予算で大会が成立しているかは調べて批評すべきです
インターハイを開催するということはそんなに簡単ではありません
県大会レベルの上から目線のコメントですね

私も、今までジュニアの大会の運営しかしてなかったので、中体連・高体連のような人数がたくさん居るのに、なんでもっとスムーズに出来ないのか疑問ありでした。
しかし、今年、審判と言う形で参加してみると、我々みたいに中体連以外から20人程スタッフで入っても、団体・個人で4試合は全員担当でもギリギリでした。
中体連の先生でも、きちんと運営されてたり、進行見ながらコートの状態見たり、審判されたりしている方と、逆に暑いから運営棟で涼みながら、クチャクチャ話してたり、色々でした。
また、アンダーギアなど、いつも適当にしてたから、あとで注意されたり、監督のベンチアドバイスや応援席からのアドバイスなど、やはり今まで適当にしてたことのツケが県総体や全国かけたブロック総体などで見られました。
選手は最後の夏で、いつもよりシビアになっているのに、今ごろ何故言うの?っていうのがあったので、これからは、その年で若干の規定変更あるかと思いますが、なるべく、新人戦からそういうルール的な事は徹底してもらいたいです。

いわきから初観戦さんへ

それはある強豪校とその関係校ですが、そこの地主さんと交渉してお金を払って土地を借りていたらしいです。
今回の大会は近所に駐車場がないということで選手引率で参加した我々も毎日選手駐車場から1キロ歩いて会場に行きました。
地主さんにお金を払ったからといっても、大会主催者の立場に立ったらいやな行為だと思います。強くなるほど、他校の模範となるチームになりたいものです。

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