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2012-05-13

絶滅寸前の「軟式庭球部」を救え!(上)

競技名称が「軟式庭球」から「ソフトテニス」に変わって20年が経った。


小生、「ソフトテニス」という名称がすごくキライだというわけではないのだが、「軟式庭球」のほうがはるかにカッコよく、格調が高くて、誇りも持てると思っているので、相対的には「ソフトテニス」という名称が好きではないということになってしまう。


何よりも、「ソフトテニス」に名称変更した際の理由が気に入らない。


以下は、1991年12月に開催された日本軟式庭球連盟(当時)評議員会の第2号議案から抜粋したものである。

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4.趣旨
ここ数年間の目覚しい国際普及の結果として、世界各国において「ソフトテニス」という名称が、英語圏はもとよりあらゆる国で受け入れられ定着してきている事実や、昨年の北京アジア競技大会において、「ソフトテニス」としてアジアオリンピック評議会(OCA)や各国オリンピック委員会(NOC)によって承認されていること、更には広島アジア競技大会への正式種目採用が有力視されていることから、この機会に競技名称を「ソフトテニス」に変更し、軟式庭球の一層の普及促進を目指すこととする。

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“「ソフトテニス」という名称が、英語圏はもとよりあらゆる国で受け入れられ定着してきている事実”というのは、本当に“事実”だったのだろうか?
少なくとも軟式庭球の発祥国である日本は、当時その「あらゆる国」には含まれていなかったはずである。韓国・台湾も同様であろう。


当時から「軟式庭球」の英訳は「Soft Tennis」であった。したがって、国際会議などでも「Soft Tennis」と表現されていたことは疑いようがないのだが、しかしそれをもって「ソフトテニス」という名称が“定着している”と断定するのは詭弁である。


“海外では「Baseball」と呼ばれているらしいから、日本でも今後「野球」ではなく「ベースボール」と呼ぶことにしましょう”というのと同じくらい説得力に欠ける話である。


このようにして、それほど深い議論も行われず、半ば強引に「ソフトテニス」に改称されてしまい、日本軟式庭球連盟は日本ソフトテニス連盟に、そして各支部も順次「●●ソフトテニス連盟(または協会)」と改称されていった。


ただ、ここが重要なのだが、この競技名称変更は、各クラブなど個々の団体の名称までも変更させるだけの強制力は持っていなかった。したがって、たとえば「●●大学軟式庭球部」は、無理に「●●大学ソフトテニス部」に改称する必要はなかったのだ。


とはいえ、「競技名称が変わったのだから、クラブ名もただちに改称しよう」という動議が生まれるのは自然な流れであったのだろう。多くのクラブがあっさりと名称変更に踏み切った。


ところが、今でも「軟式庭球部」を名乗る大学がわずかに存在する。


最も注目すべきは早稲田大学である。
関東大学リーグ1部に君臨し、現在は日体大と並んで大学界のトップクラスであることは間違いない。
また、林敏弘・日本ソフトテニス連盟会長の出身母体でもある。
その早稲田大学が「軟式庭球部」を堂々と名乗っているのだ。


早稲田大学軟式庭球部のホームページには次のような一文がある。


「早大軟庭部とは、早稲田大学軟式庭球部の略称です。 早稲田大学ソフトテニス部ではありません。 早稲田大学軟式庭球部 です。

 早大軟庭部は軟式庭球の名称が使われなくなった今も、「軟式庭球」の名称を使用しています。それは軟式庭球を草創期から支えてきた伝統の所以です。」



「軟式庭球」へのこだわりがある者にとっては涙が出るほどうれしいコメントではないか。


おまけにこのホームページ、タイトルの横に「Waseda University Nanshiki Teikyu Club」と書かれている。
「ソフトテニス」という名称を徹底的に排除しようという“執念”のようなものすら感じられる。


前述の通り、日連・林会長の出身母体である早稲田がこのような姿勢を貫いていることは、非常に興味深い。
日連の内部にも、小生と同じような「軟式庭球」へのこだわりや愛着を持った勢力が残っているのかもしれない。


長くなってしまったので今回はここまで。


次回は、「軟式庭球部」の残存状況などを分析・紹介してみたいと思う。

コメント

拍手~!!!!!

ご無沙汰しております。

素敵です、冬アナさんのこの思い。

軟式庭球部、何と正統派な響きでしょう!
本当に大切にしたいですよね。
拝読させていただき、またまた熱い気持ちになりました。次回を楽しみにしていますね。

同好会

大学で軟式庭球同好会に所属してました。

コメントありがとうございます

>デイジーママさん

こちらこそごぶさたしております。
「軟式庭球」支持派は案外多いのだという確信が日々強くなってきています。
今後ともよろしくお願いします。

>ぴょん吉さん

コメントありがとうございます。
体育会だけでなく、同好会の名称にも「軟式庭球」が生き続けることを願っています。

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競技名称が「軟式庭球」から「ソフトテニス」に変わって20年が経った。小生、「ソフトテニス」という名称がすごくキライだというわけではないのだが、「軟式庭球」のほうがはるかにカッコよく、格調が高くて、誇りも持てると思っているので、相対的には「ソフトテニス」...

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