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2012-03-04

ソフトテニスの情報環境

以前から、テニスをプレイすることや観戦することももちろん好きだったが、それ以外に、テニスに関するさまざまな“情報”に接している時間も同じくらい心地よく感じていた。


中・高・大・社会人と軟式庭球を続けていく中で、軟式庭球の専門誌としては唯一の『軟式テニス(現『ソフトテニスマガジン』)』は購読していたが、それ以外のメディア、たとえばテレビや新聞で軟式庭球のことが取り上げられることはほとんどなく、そういう意味では軟式庭球界というのは恐ろしく情報の乏しい世界であったと思う。


書店に行っても、軟式庭球関連の本は並んでいるのだが、それらは100%といっていいほど軟式庭球の指導解説書だった。これら指導解説書は、もちろんいろんな人が書いているのだが、すごく大雑把にいうとどれも似たようなものだったと記憶している。


情報に飢えていた小生は、あるときから日連の機関誌『軟式庭球(現『ソフトテニス』)』も定期購読するようになったのだが、いやあ、これがつまらないのなんのって、要は各大会の結果しか載っていないようなものだったのだ。情報源のほぼ100%が各支部連盟なので無理もなかったのだろうが・・・
唯一、ヘンなコラムのようなページがあったのだが、これがまた単なる紙面の私物化のような内容で、がっかりした小生はほどなく購読をやめてしまった。


このブログのプロフィールにもあるが、小生は1992年ごろ、軟式庭球の競技名称変更(→ソフトテニス)とルール改定(ペアが2人ともサービスを行うようになったもの)に抗議して、軟式をやめてしまい、硬式にのめり込んでいったのだが、硬式の世界に入ってみると雑誌が5種類もあるので驚いた。

 『テニスマガジン』(ベースボール・マガジン社)
 『テニスクラシック』(日本文化出版)
 『テニスジャーナル』(スキージャーナル)
 『T.Tennis』(学習研究社)
 『スマッシュ』(日本スポーツ企画出版社)


(注:上記には現在は休刊となっているものも含む)

このうち『テニスマガジン』は、当時なんと月2回の発行だったので、1ヶ月あたりでいうと、硬式の雑誌は6冊も発行されていたことになる。軟式と比べ6倍の規模である。


硬式の雑誌に取り上げられているのは、国内外の大会の結果や、連続写真をはじめとする指導・解説記事が中心で、これは『軟式テニス』とそれほど変わらないのだが、このほかに、大学サークルの活動や、テニスショップやテニスグッズに関する記事など、テニスライフの魅力が感じられる記事もかなり多く、小生はこのような「情報の多さと幅広さ」を非常に心地よいものと受け止めていたのだった。


いろんなことがあって、その後およそ10年ぶりにソフトテニスに戻ってきたのだが、その10年の間にインターネットが爆発的に普及したこともあって、ソフトテニスに関する情報の量は以前とは比べものにならないくらい多くなっていた。


特に、ブログのように個人が自由に発信できるしくみができたことで、雑誌『軟式テニス』しかなかった時代と比べると、毎日のように新たな情報に接することができるようになった。


ただ、一口にブログといっても、写真をベタベタ貼って、単に事実を羅列しただけの、“絵日記”風のものがほとんどというのが実態であり、そこには何ら新しい視点や、ましてや“意図”や“信念”のようなものが見出せないのが残念だ。要は情報に厚みや幅が感じられないのだ。


こうしたブログが消えていくのも時間の問題だろうと思っていたが、消えるどころか、同じような“絵日記系”のブログがどんどん出てきて、いまでは同じ大会を複数のブログがレポートしているようなムダも散見されている。


「トップ選手によるブログ」というのもそれほど珍しくなくなってきた。ソフトテニスファンなら誰もが知っているような、日本を代表する正真正銘のトップ選手が、自らブログを開設しているのである。


マガジン誌上のインタビュー記事などは昔からあったが、それとは違ってトップ選手が自らの言葉とスタイルで発信してくれているのだ。これはネット以前の社会ではありえない話であり、われわれ一般プレーヤーにとっては非常に魅力的である。


ただ、非常に厳しくストイックな選手生活や、そこでの精神的・心理的な葛藤など、われわれが絶対に体験しえない世界が確実に存在するはずなのに、ほとんどの場合、それらを上手く表現しきれていないのがもったいない。
もしスポーツジャーナリストのような人がゴーストライターを務めてくれたら、これは相当面白い読み物になると思うのだが。


というわけで、ソフトテニス関連の情報量は格段に増えたとはいえ、硬式界のように、その中に身を置いていることの喜びを感じさせてくれる情報というのは、残念ながらまだまだ足りない気がしている。


ソフトテニス関連情報に関して今後は、これまでひたすら「量」を追求してきた姿勢を改めたいと考えている。


<余談>

上記で、“「軟式庭球関連の本」というものはあったが、それらはほぼ100%が指導解説書だった”と述べたが、この傾向は実は現在でも変わっていない。


他の競技では指導解説書以外に、たとえば有名選手によるエッセイのような本がいろいろ出ている。


image1.jpg
▲錦織圭『15-0』


image2.jpg
▲澤穂希『夢をかなえる』


image3.jpg
▲小塚崇彦『ステップ バイ ステップ』


こうした本が発行され、しかもある程度売れる、ということが、その競技の「メジャー度」を表すバロメーターになるのではないかと最近考えたりしている。


ソフトテニス界はこういう本を出せないのだろうか?
誰もこういう本を出そうなどと考えないのか、考えたとしても、最初から売れないと決めつけているのか、いずれにしても誰かが一度プロデュースにチャレンジしてほしいし、そのときは全面的に協力したいと思う。


個人的には、もし中堀・高川の本が発行されたとしたらぜひ読んでみたいところだが、まずは「ジャンクスポーツ」でアイドルになりかけた(?)平田清乃選手で、一発仕掛けてみてはどうだろうか。

コメント

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まったく同感ですね~。

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