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2012-02-03

ソフトテニスの広告に見る「矛盾(ほこ×たて)」

フジテレビ系列の「ほこ×たて」という番組がある。


この番組名は「矛(ほこ)」と「盾(たて)」、つまり「矛盾」から来ているネーミングだ。


ご存じの通り「矛盾」とは、『韓非子』の一篇で「どんな盾も突き抜く矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客に「その矛でその盾を突いたらどうなる」と問われ答えられなかったという話から、つじつまの合わないことを意味する故事成語である。


番組では、たとえば「絶対に穴の開かない金属」と「どんなものでも穴を開けるドリル」を“対決”させ、どっちが勝つかをみんなで見守るということをやっており、なかなか面白い。
予告番組も含め、対決の結果が出るまで焦らしすぎだという批判もあるようだが、そこにはいわゆる“やらせ”のない真剣勝負の世界があって、それはそれで楽しめるのだ。


話は変わるが、最近のソフトテニスマガジンなどを見ていると、こんな広告を目にすることがある。


hokotate.jpg


これはゴーセンのガットの広告で、左の「テックブレード」というのが後衛用、右の「ダブルマルチ」が前衛用ということらしい。


コピーもそれぞれ「後衛よ、武器をとれ。」「前衛よ、立ちはだかれ。」とあり、後衛のほうのビジュアルには「剣」、すなわち「矛」が、前衛のほうには「盾」があしらわれている。


これは明らかに「ほこ×たて」を意識した広告だ。


もしかして、ゴーセンさんはこのように後衛用と前衛用を並べた広告が好きなのだろうか。


以前、「【続】日本語名のラケット」というブログで取り上げたラケットの広告もそうだった。


hisyun.jpg


後衛用の「飛隼雷弓(ひしゅんらいきゅう)」と前衛用の「飛隼風弓(ひしゅんふうきゅう)」なのだが、なぜこのギター侍のようなキャラクターが使われているのか、いまいちよくわからなかった(笑)


話を今回のガットの広告に戻す。


この広告では「武器をとれ」「立ちはだかれ」と言っているだけで、別にこれを使えばどんな相手をも打ち破れるなどとはひとことも言っていない。


しかしたとえば、この「テックブレード」を張ったラケットで、「ダブルマルチ」を張ったラケット目がけてアタックをしたらいったいどうなるのだろうか。


言うまでもなく、この勝負は、ガットとガットが直接ぶつかり合うわけではない。
あくまで、ボールを介して“対決”が行われるにすぎない。


しかも、ガット単体でボールをとらえるわけではなく、ラケットに張られた状態で使われるので、実はラケットの性能というのが“対決”に与える影響は非常に大きいはずだ。


それと、これは言うまでもないが、そのラケットを実際に握ってボールを打つ人間の能力というのも、これまた非常に大きい。


というわけでこの“対決”、どちらかが勝ったとして、それがガットの力によるものだ、という実感がほとんど持てないような気がする。


むしろ、前述の「飛隼雷弓」と「飛隼風弓」の広告にこの「ほこ×たて」の表現を使ったほうがよかったかもしれない。


後衛と前衛の役割の違いを「ほこ×たて」になぞらえた広告制作者のアイデアは個人的には評価したいところだが、その制作意図がどれだけ見る人に伝わるかというと、ちょっと???な感じがして残念だ。


こういう「道具」による対決ではなくて、プレーヤー同士の対決、たとえばそれこそ、「どんな前衛でも通すアタックを打てる後衛」と「どんなアタックでも止める前衛」の対決をぜひ見てみたいものである。

コメント

一応

ラケットのモデルさんはソフトテニスプレイヤーの方でゴーセンの社員の方です。
お二人とも超有名プレイヤーです。。。

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