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2011-02-02

恩師の還暦お祝い会

先日(1/29)、母校の中学のテニス部顧問だったI先生が昨年還暦を迎えられたということで、少し遅くなってしまったのだが、お世話になったテニス部のOB有志が集まってささやかなお祝い会を開いた。


このI先生との出会いは中学1年のとき。当時I先生は社会科の非常勤講師、かつ大学院生であり、小生は地理を2年間教わった。この時点でI先生はテニス部の顧問でも何でもなく、ましてや実はテニスがすごく上手だということなどまったくわからなかった。


テニス部の顧問は別にいたのだが、この顧問はテニス(軟式)経験者であるくせに、テニスはほとんど教えてくれなかった。それどころか、自分が早く帰りたいがために、夏場でも5時には練習を止めさせるのだった。(この顧問の先生も実は昨年84歳で他界されたことを今年の正月に知った)


小生たちはほとんど独力で練習した結果、中3の春に団体戦で都大会への出場権を得たのだが、その都大会の直前に、キャプテンだった小生はI先生から、「テニス部の練習に参加させてくれないか」という申し出を受けたのだった。


それまで、いろんな先生たちからこういう冷やかしのような申し出は幾度となく受けていた。やはりテニスというのは誰にでもできそうなほど簡単に見えるスポーツなのかもしれない。
こういう先生方はたいていの場合、ボールをあちこちに散らばすだけ散らばせて、無責任に立ち去るのが常だった(笑)。


そのときのI先生からの申し出もその類であろうと勝手に推測した小生は、いま思えば恥ずかしさに身が縮む思いなのだが、「申し訳ないんですが、都大会が終わってからでもいいですか」と返答し、I先生は快諾してくれたのだった。(このへんがI先生の謙虚で度量の大きいところだ)


その都大会が実は学校行事の運動会と重なってしまった話は、以前のブログで書いた。
紆余曲折の末、小生たちは何とか都大会に出場させてもらえたのだが、予選リーグで見事敗退し、すかさず学校に戻って騎馬戦に出場したのだった。


その何日後かのある練習日に、いよいよI先生がコートに現れた。


これがいきなりすごかった!
ストロークもサーブも小生たちが身近で見たことのないレベルだったのだ。
聞けば、先生は高校時代に神奈川県の国体選手の補欠だったとか。
それを聞いて妙に納得してしまったのだが・・・


指導者に巡り合うことを待ち望んでいた小生としては、ぜひとも自分たちを指導していただきたい・・・と、当然思ったが、時すでに遅く、7月の区大会を最後に小生たちは現役引退した。


I先生が本格的に指導を開始したのは、小生たちの引退直後の夏休みからだった。
秋の区の新人戦では、いきなり1年生ペアを優勝させ、以来、母校の黄金時代が始まった。


正確な記録は持っていないが、少なくとも区大会レベルでは10年間くらいは優勝が続いたのではないか。準々決勝以降がすべて同士討ちだった、などということもあったらしい。


都での団体優勝と、関東大会出場あたりが最高成績だったかと思う。しかし、先日聞いた限りでは、当時週4日程度の練習だった(日曜含まず)というから、それから考えると実はすごいことではないかと思う。


それほどまでに指導力がありながら、ほとんど怒鳴ったりしない、温厚な先生だ。
眼鏡の奥のやさしい眼差しは昔からいささかも変わっていない。
テニスの有力高校の先生とのパイプもお持ちで、卒業生をいろいろなかたちで送り込んだ実績は数知れない。


先日のお祝い会はおよそ20名の教え子たちが集まった。
先生の発案で、中学当時のドローとか、写真とか、ラケットとか、いろんなものを持ち寄ったのだが、まあ出るわ出るわ、現在、幹事くんたちがこれをデータベース化してくれているらしい。


お祝いの記念品には、先生のネームを入れたラケットが贈呈された。
「赤いちゃんちゃんこ」の代わりに、赤いフレームに赤いガットを張ったものだった。


出席者の中で、小生だけが唯一純粋な“教え子”ではないのだが、弟はI先生に教わった結果、途中で転校した先の新潟県でインターハイ・国体に出ることができた。


あー、自分もI先生にテニスを習いたかったよ・・・
習っていれば、もうちょっとマシなテニスになっていたんじゃないかと・・・


母校のテニスコートは校庭兼用の石ころだらけのコートだ。そんなコートでI先生の指導のもと、中学3年間テニスをしたというつながりで、世代を超えて教え子たちが集まるという、そのことがまずかけがえのないものであると思いたい。


テニスをやってて本当によかった、と心から思える幸せなひとときだった。

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