--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009-12-27

恵まれている今の子どもたち

自分の試合やジュニアの引率などで大会会場に行くと、会場のテニスコートにはグラウンドや体育館などが隣接しているケースが多く、そこでは野球やサッカーなど、小学生たちのチームが活発に活動しているのをよく目にします。

それらの子どもたちを見ていると、これはソフトテニスも含めほとんど例外がないのですが、どんなヘタクソでも、最近入部したばかりということが明らかな低学年の子でも、みな一様に同じユニフォームで身を固めているのです。いわゆる“形から入る”ということに関しては今の子どもたちは非常に恵まれた環境にあるようです。

ぼくも小学生の頃、野球やソフトボールのチームに入っていましたが、その当時は大半の子どもが学校の体操着、つまり半袖・半ズボンの上下というスタイルが一般的でした。
大会に出場すると、中にはちゃんとした野球のユニフォームを揃えているチームもありましたが、それはどちらかというと少数派だったのです。

ぼくらのソフトボールチームは、5年生のときに一度結成され、そのときに野球帽だけ揃えたのですが、6年になるときにちょっとしたいざこざの末に2つに分裂したのです。残ったのは前のチームのイニシャルである「S」というマークがついた野球帽だけであり、これをそのまま活かそうとしたぼくらは英語の辞書を引いてSで始まる単語の中から「scorpion(さそり)」という単語を探し当て、それをチーム名にしたのでした。

今だったら、そんな野球帽など簡単に捨ててしまい、安直に「ユニフォームを揃えようぜ」ということになるのだと思いますが、当時は親も子も誰一人そのような提案はしませんでした。

中学に入り、テニス部に入ったところ、シャツだけ揃えるということになりましたが、これは顧問に相談すると全否定されるのが目に見えているということで、当時の先輩が独断で踏み切った結果でした。
それでも、短パンについては学校の体操着のものをそのまま使うことになっていたのですが、そのこと自体、誰もおかしいとか不自然だとは思っていなかったのです。

中学で大会に出るようになると、他校の選手がテニス用の短パンを履いているのを目にすることがあり、それをとてもうらやましく思いました。
テニス用の短パンと言っても、左右にポケットがついているだけのことです(体操着の短パンにはポケットがついていませんでした)。このポケットに2個目のボールを入れることが、何だか上級者の証のようで、ぼくは無性にこのテニス用短パンがほしくなりました。

カタログを集めて調べてみると、当時でも5000円以上はしたでしょうか。決して小遣いで買える金額ではなく、ぼくは家庭科の講師をしていた母親に、体操着の短パンを改造してポケットをつけられないかなどと相談したりしたのですが、さすがに答えはNGでした。

大学で入った軟式庭球部でも、ビンボー大学だったからか、チームで揃えるユニフォームは上のシャツだけで、短パンは各自にお任せという状態でした。当時は白が基調だったからかもしれませんが、ユニフォームがヨネックスでも短パンはデフィーとか、そんなことは珍しくありませんでした。

以上の話は今となっては笑い話です。今だったら、公認メーカーの短パンでもむしろ当時よりは安いかもしれないし、ユニクロでよければポケットのついた短パンなどは1000円程度で手に入ります。
当時と今とでは、物価とか円相場とか、もっというと労働力とか賃金とか、そういった経済の構造そのものがまったく違うのかもしれませんが、それにしても今の子どもたちはいろんな意味で恵まれているんだなあという気がしてなりません。

ウェアの話ばかりしてきましたが、これはラケットなどについても言えることです。ぼくは中学入学と同時に買ってもらった当時4千円程度のウッドラケットを3年間使い続けました。地面に擦れてフレームの角が削れてしまうと、木工パテを使って“成型”するなど、とても大切に使った記憶があります。
壊れてもいないうちに新しいラケットを買ってくれなどと親にせがむという発想そのものがなかった気がします。

繰り返しになりますが、今の子どもたちは本当に恵まれていると思います。
が、その反面、モノを大切にするという気持ちがどの程度養われているのか、ということについてはかなり疑問です。
大量生産・大量消費で突き進んできた日本経済も、ここ数年、エコブームとか、もったいない運動など、ようやく見直しの機運が生まれつつあります。
今の子どもたちには、ラケットやウェアなどのグッズをもっといたわり大切にする心を教えていけたらと思っています。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/tb.php/194-3f5b4040
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Copyright (C) 軟式庭球研究所. All rights reserved. Template by Underground
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。