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2009-12-10

脱・田舎者

ぼくは東京で生まれ育ったのですが、高校3年になるとき父親の転勤に伴って新潟に引越しました。

その新潟でのある日の夜のことです。ぼくは街灯の少ない暗い夜道を歩いていました。道路には自分の影が映っていたのですが、光の角度から考えて、これが街灯の光によるものではないと感じたのです。

では、この光はどこから来ているんだろうとふと空を見上げると、そこには満月が輝いていました。

つまりぼくは、月の光で影ができるということを高校3年にして初めて知ったのでした。

東京に住んでいたころは、近くを環状八号線が走っており、そこは夜になるとまるでナイター照明のように、煌々と街灯が輝いていました。あまりに明るいので夜9時すぎに歩道でキャッチボールをしたこともあるほどでした。そういう環境では月の光によって影ができることなどなかなか確認できる機会がなかったのだと思いますが、それにしても恥ずかしい話です。

恥ずかしいエピソードをもう一つ。

秋になると自宅の近くではキンモクセイがかなり強く香るのですが、ぼくは初めてこのキンモクセイの香りを意識したとき、「何だかトイレの芳香剤みたいな匂いだ」と感じたのです。

子どもの頃、家のトイレには「ピコレット」という商品名の芳香剤が置いてありました。で、それが「キンモクセイの香り」だったというわけです。つまり、ぼくが初めてキンモクセイの香りを知ったのはトイレの芳香剤によってだったのです。

その当時、近くにキンモクセイの花がなかったわけではないと思います。単にぼくが花の香りというものにほとんど関心がないだけなのだと思いますが、それにしてもひどい話です。「カレーライスは、カレーパンの中味を取り出してご飯にかけたものだ」と思い込んでいるのと同じくらいひどい無知ぶりだと思います。(そんな人いるか? 笑)

そういうわけで、ぼくは東京で生まれ育ったものの、その後新潟をはじめ地方での生活を何年かした結果、いまでは自然が豊かな田舎への志向が次第に強まっています。両親もともに地方の出身だからでしょうか、DNA的に田舎のほうがいろんな意味で性に合っていることを実感します。
現在は東京で暮らしていますが、将来的には田舎で余生を送りたいと本気で考え始めているところです。


ところで、「田舎者」という言葉がありますが、これは決して地方に対する差別的な表現ではなく、視野が狭く、どんなことでも自分の経験領域の中でしか発想できない人のことを指す言葉ではないかと思っています。

そういう意味では、いくら都会に住んでいても、月の光で影ができることやキンモクセイの香りも知らないというのは、やはり「田舎者」なのだと思います。


今回はソフトテニスと直接関係のない話をしてしまいましたが、実はまったく関係がないわけでもありません。

以前から、ソフトテニス界には「ソフトテニス界の常識は世間の非常識」というような側面が多々あるのではないかと感じてきました。ソフトテニスを、社会全体とは言わないまでも、スポーツ全体の中で相対的・客観的に俯瞰し、その長所を伸ばし短所を是正していく姿勢というのが、今後ますます求められるのではないでしょうか。

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