--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009-02-21

「ボランティア」の責任

PTAや地域の活動など、われわれの周りにはボランティアによって支えられている活動がたくさんあります。

仮にそういう活動をしている人に対して、批判が集まるとか、苦情が寄せられるようなことがあった場合、きまって、次のような言葉で言い訳したり、かばったりする人がいるものです。

 「ボランティアでやっているんだから」

 「一生懸命やっているんだから」

しかしぼくは、このような言葉で妥協を許してしまうことが昔から嫌いでした。嫌い、というより理屈としておかしいのではないかと思っているのです。

まず一つ目の「ボランティアでやっているんだから」ということについて。

「ボランティア(volunteer)」という言葉は本来「自発的な」という意味らしいのですが、日本ではなぜか「無報酬で」という意味合いで使われることが多いのではないかと思います。
つまり上記のコメントは、「無報酬でやっているんだから」と読み換えることができるわけですが、無報酬だから何をやってもいい、いい加減にやってもいい、という理屈が成り立たないのは言うまでもないことだと思います。

もちろん、そのボランティアでやっている人たちは、たいていの場合、自分の本業、つまり生活の糧を得るための職業に従事しています。その職業を全うした上で捻出した、貴重な余暇の時間をボランティア活動に献上しているわけです。
したがって、できることには自ずと限界があります。限界があるわけですから、本業に支障のない範囲で実施していくためには、それなりの人手を確保しなければ到底回っていかないだろうと思うのですが、ぼくの経験上、こういう人に限って「仕事を一人で抱え込む」傾向にあるのはとても不思議なことです。

 仕事を一人で抱え込んでしまう
  ↓
 結果的にうまく回らずにパンクする
  ↓
 しかし反省はせず「だってボランティアなんだから」と開き直る

という負のスパイラルにどんどん陥っていくのです。
ひどいケースになると、パンクすることがわかってから人に丸投げしたりすることもあります。
そんなことになって人に迷惑をかけるくらいなら、場合によっては、人手が足りないのだからあきらめる、という選択もあるのではないかと思うのですが。


次に、二つ目の「一生懸命やっているんだから」ということについて。

一生懸命やることはとても大変なことであって、「一生懸命やるのは当たり前じゃないか」などと言うつもりはまったくないのですが、もし一生懸命やっていることが評価されるのだとしたら、それはあくまで、やっていることが正しいベクトルに向かっており、適切な方法で進められている場合の話です。
しかし実際には残念ながら、間違った方向に向かって一生懸命やってしまう、もしくは、ゴール(目的)は決して間違っていないのだが、それに向けた遂行手段(やり方)を誤っている、そのことによって傷口がどんどん広がっていってしまう、というようなケースは案外多いのではないかと思います。


ぼくの会社の先輩が、以前こんなことを言ってました。

 “ヘタに動くバカより、何もしないバカのほうがはるかにましだ”

・・・かなり乱暴な発言だと思いますが、でも「ヘタに動く」タイプの人に一度でも振り回された経験のある人なら、この感覚は理解できるのではないでしょうか。
この先輩も「ヘタに動く」上司にさんざん振り回された末の発言だったのです。
ぼく自身も公私問わずそのような経験が何度もありますので、この先輩の発言は事あるごとに思い出すフレーズとなっています。


アマチュアスポーツの典型であるソフトテニスは、クラブにせよ、各連盟・協会にせよ、大会をはじめとする各種イベントにせよ、基本的にはすべてボランティアによって運営されていることと思います。
しかしたいていの場合、多くの参加者から登録料や会費・参加費を徴収し、場合によってはメーカーなどから協賛金を受け取っていることも多いはずです。したがって、いくら“ボランティアで”“一生懸命に”やっていると言っても、それを言い訳にしていい加減な運営を行うことは決して許されないはずです。

結局何が言いたいかというと、特に人様からお金をいただいて何かをやる場合には、報酬の有無に関わらず、高い倫理観と責任感を持って臨まなければいけないのではないか、ということです。

もっとも、ボランティアではなく、きちんと報酬を得てやっている“プロ”の仕事であるにも関わらず、いい加減な、あるいはずさんな企業・団体の不祥事が次々と明るみに出る昨今のような状況では、ましてやボランティアに対してそういうことなど望むべくもないのかもしれませんが。

自分もさまざまなボランティア活動に携わってきましたが、いま一度自らの行動を振り返り、反省すべき点は真摯に反省して、今後の活動につなげていきたいと思っています。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/tb.php/156-04f21ccb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Copyright (C) 軟式庭球研究所. All rights reserved. Template by Underground
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。