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2009-01-31

グリップレザーの変遷

前回のブログで、グリップレザーのお話をいたしました。

現在のソフトテニス(おそらく硬式も)におけるグリップまわりのあり方は、概ね次のようになっているのではないかと思います。

1)グリップレザーはシンセティック(合成皮革)
2)このレザーはもちろんそのままでも使えるが、天然皮革に比べると磨耗が
 早いのでたいていの人はその上からオーバーグリップテープを巻いている

2のオーバーグリップテープというのが一般的になってきたのはいつ頃からなのでしょうか。
テニスショップに行くと、その種類の豊富さに圧倒されます。大きくウェットタイプとドライタイプがあり、どちらかというとウェットタイプのほうが人気があるようですが、それも、ノーマルなタイプのほか、細かい穴があいているタイプとか、わざと凸凹がついているタイプ、「先手必勝!」などとスローガンが印刷されているタイプ、などなど様々な種類があり、それぞれカラーが何種類も用意されています。

少なくともぼくは中学・高校・大学時代において、オーバーグリップテープというものをほとんど使ったことがありません。唯一高校の一時期、カワサキから出ていた、やけにベトベトする紙製のグリップテープを、グリップの半分くらいのところまで巻いてみたことはありますが、その当時はそのようなグリップテープなどというものは、ほかにはほとんど販売されていなかったのではないでしょうか。

話は中学時代にさかのぼりますが、特に後半のほうで、レザー代わりにグリップに巻くものをいろいろ工夫した記憶があります。当時はグリップレザーといえば天然皮革が当たり前でしたが、これがかなりいい値段がしたのです。おそらく小遣いもあまりもらえていなかったのでしょう。それがいろんな“素材”への試行錯誤につながったような気がします。

最初に買ってもらったラケットに巻いてあったのは天然皮革の、いま思えばスラレザーのようなレザーでしたが、握り方が悪かったのか、レザーの重なる部分が次第にめくれてきました。
しかたなくレザーを外してしまったのですが、レザーの裏をみると、いわゆるバックスキンというのでしょうか、粗めのスエードのような質であることがわかりました。
もしかしてこっちのほうがすべりにくいのでは?と思い、レザーを裏返しに巻いてみました。これがグリップ改造の第一号です。

それもなかなかよかったのですが、次第に飽きてしまい、次にトライしたのは「自転車のハンドルに巻くための布製テープ」でした。
これは厚手のもの・薄手のもの、いろいろあるので、薄手の場合は二重に巻くなどの工夫が必要ですが、ここだけの話、これはかなりよかったです。何といっても自転車用なのですべらないのです。しかも安い! 興味のある方はぜひ試してみてください。
ちなみに、以前実家の物置から、中学3年間使ったウッドのラケットが出てきたのですが、そのグリップにはこの自転車用布製テープがていねいに巻いてありました。

それと、これは社会人になってからのことですが、当時の韓国選手はグリップに包帯のようなものを巻いていて(というか、本当に包帯だったそうですが)、しかもその端をダランと垂らしているというスタイルがよく見られました。
それを真似して、というか、どちらかというとウケ狙いで、ぼくも一時期ニューナンバーワンに包帯を巻いていたことがあります。
包帯には伸縮性のものとそうでないものがありますが、巻きやすいのは言うまでもなく伸縮性のほうです。
ただ、この包帯というのは全体的にかなりずれやすいという欠点があります。あまりおすすめはできません。

いろいろ試行錯誤を重ねてきましたが、現在は「天然皮革のレザー+オーバーグリップテープ」というパターンで、軟式も硬式もほぼ落ち着いています。
オーバーグリップテープは、「トーナグリップ」といって、硬式ではメジャーなドライタイプのものを、硬式だけでなくソフトテニスでも使っています。

tournagrip01.jpg


この「トーナグリップ」、現在のようなウェットタイプが出てくる前から存在しており、アガシやサンプラスも愛用していましたが、現在行われている全豪オープンを見ていても、いまだにトッププロの使用率が非常に高いのが驚異的です。
耐久性はあまり高くありませんが、おすすめです。ぜひ一度使ってみてください。

コメント

No title

またまた懐かしい話が・・・。
私の高校時代は、包帯が結構メジャーでしたね。
物がない時代で、かつ東北の片田舎でしたから、ごく普通の非伸縮性のヤツでした。
現在、天然皮革は高いので、いろいろと試してはいるのですが、やはりシンセは馴染まず、オーバーグリップも長続きせず、結局は、若い子達が「生グリップ」と呼ぶ天然皮革に戻ってしまうのです。
ただ、天然皮革も、昔(尻皮や釘が同梱されていた頃)と比べると、シットリ感が少しなくなったような感じがします。
もっとも、私の皮膚の水分が不足しているだけかも知れませんが。

包帯的なもの

冬のアナタ さんこんばんは。ご無沙汰しております。
私の記憶が正しければ、中学の頃にカワサキから包帯より少し目の荒いベトベトするグリップテープ的なものが発売されており、色も2~3色あったと思います。
私も同じで、ニューナンバーワンにレザーを裏返して巻いてみたりそのグリップテープ的の目の荒いやつを半分なんて勿体無かったので、手の部分しか巻かなないで使っていました。(笑)
そこいくと今はきっちりとグリップ全部に巻いてますので、リッチになったと思います。 
しかし未だに予備を買い忘れ、その日限定で裏返して使ってみますが、イマイチです。(爆)

No title

コメントありがとうございました。
>takaさん
包帯グリップは韓国代表の象徴のように思っていましたが、実は日本のほうが先に取り入れていたのかもしれませんね。
いまの若い人たちは天然皮革のことを「生グリップ」と呼ぶのですね。まあ、わからなくもない表現ですが、それにしても・・・(笑)
自分の経験でいうと、天然皮革のレザーは明らかに変化します。新品のころはややふわっとした感触があるのですが、使い込んでいくうちに固くなっていきます。グリップもやや細くなったように感じます。ぼくはこれをレザーが「痩せていく」と表現しています。
>じゃじゃさん
その「包帯より少し目の荒いベトベトするグリップテープ的なもの」と、ぼくが書いた「カワサキから出ていた、やけにベトベトする紙製のグリップテープ」は同じものだと思います。
この「BRIDGE」の「珍品奇品この逸品」というコーナーに取り上げられており、ぼくも若干コメントをしていますので、ぜひご覧ください。
http://www42.tok2.com/home/bridge/newpage65.htm
グリップテープの巻き方として、実際に手のひらが触れる部分だけ巻くというのは理に適っていると思います。硬式のトップ選手もそうしているケースが多いです。
最近のオーバーグリップテープは、1巻分ごとにカットされて売られているので、余らせてもしょうがないから全部巻いてしまえ、ということになっているのではないでしょうか。
その点、このカワサキのベトベトテープは、1巻で何回分か巻けるようになっているため、節約する意味はあったのだろうと思います。

No title

はい! これです!これ!(笑)
懐かしい!! 緑だと記憶してたのは黒だったんなぁ~(笑)

No title

>じゃじゃさん
再びコメントありがとうございました。
写真にはありませんが、緑のテープもたしかにあったと思いますよ。
赤と緑というのは、当時の川崎のシンボルカラーでしたから。
今思えば、イタリアの国旗みたいですが(笑)

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