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2009-01-16

芸は身を助く?

学生時代、数えきれないほどいろんな宴会(というか「コンパ」と呼ぶことが多かった)を経験しましたが、特に下級生のころは本当によく芸をやらされました。
ずいぶん前に「北海道遠征の想ひ出」というブログで書いたことがありますが、青函連絡船のデッキの上で、ほかのお客さんもたくさん見ている前で恥ずかしい芸をさせられたこともありました。

5つほど上の学連の先輩で、「挨拶と応援」と題する芸が全国的に知られているという人がいました。これはN体大やC京大など、全国の強豪大学における挨拶と応援のあり方を題材にした漫談なのですが、非常に完成度が高く、ぼくとしては、芸といえどもテニスと同様、それを極めるべく研鑽を重ねることがいかに尊いかを感じとっていたのです。

芸というのは、何度もやっているうちに、その人の定番芸というのが決まってくるものです。もっというと、芸を毎回必ずやらされる者と、やらされなくて済む者とがはっきりしてくるのです。

ぼくはどちらかというといつも「やらされる」側だったのです。
いろんな芸をやらされましたが、最終的にぼくの芸として定着したのは「他人のフォームのものまね」でした。
フォアのストロークが中心だったのですが、中にはセカンドサーブとか、ストップボレーとか、そういうニッチなものまねもあり、レパートリーは常時10人分くらいはあったでしょうか。
単なるフォームだけでなく、たいていはかけ声や表情までまねておりましたし、ときには、その相手に似せた服を仕込んでいくという「コスプレバージョン」もありました。

宴会会場はたいてい狭くてラケットを振り回せないので、その場合は空いているビールの大瓶をラケット代わりに使います。

このものまね、アパートで鏡に自分の姿を映しながら何度も何度も練習する、というようなことはまったくしたことがありません。不思議なことに、その人のフォームのイメージさえあれば、たいていはそれをそのまま再現できました。

逆にいうと、印象の薄いフォームというのはいくら練習してもまねができませんでした。

田舎の弱小大学だったこともあって、個性的なフォームの人間が多かったのかもしれませんが、当時は、関東のトップ選手などでも個性的なフォーム、言い換えれば、ものまねができそうなフォームの選手はわりと多かったように思います。

数年前、しばらくぶりにソフトテニス界に戻ってきたら、ラケットが極端に軽くなったせいか、手打ち気味のプレーヤーが非常に多くなっているように感じました。
フォームについても個性がなくなっているような気がします。というのは、ものまねできそうな気がまったくしないから。
普通に考えると、ラケットが軽いほうが自分の好きなフォームで打てるので、その人の個性が出てくるような気がするのですが・・・

中学生の頃、初めてみたトップ選手の大会は、たしか全日本学生インドアだったと記憶していますが、ぼくが軟式庭球の虜になってしまった理由の一つに「フォームの美しさ」というのがありました。最も好きだったフォームは、当時法政大の安藤正美選手(現・NTTドコモ四国監督)のフォアハンドストロークでした。
技術の習得、さらには勝てるテニスの習得が大事なことはわかっていたつもりですが、ぼくはまずこの美しいフォームを自分のものにしたいと思ったのです。その時点で既にテニスに求めるものを間違えてしまっていたようです(笑)

当時のトップ選手のフォームは、個人差はいろいろあれど、みな一様に美しかったなあというのは、単なるぼくの幻想でしょうか。
ラケットとガットが進化したことで、ボールは非常に速くなり、競技としてのレベルも昔に比べて格段に向上したのかもしれませんが、その反面、失ってしまったものもいろいろあるような気がしてなりません。

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