--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008-05-04

行き過ぎた“指導”

これは人から聞いた話でしかないのですが、トップ選手が出場したある大会でのこと。(地域とか選手名を書いてしまうといろいろ差し障りがあるので、あえて“ある大会”とだけ表現します)

開会前に選手控室で、中体連だか高体連だかの先生が、ある出場選手に対して、

 「中高生にはシャツの裾をパンツの中に入れるように指導しているので、
  そうしてもらえないか」

と要請したらしいのです。

ぼくは以前からいろいろな場で、シャツの裾をパンツに入れさせるというのは行き過ぎた“指導”であるということを訴えてきたのですが、上記の話はその行き過ぎた“指導”の典型例であり、ここであらためてそのへんを訴えたいと思います。

特に中学の現場では、シャツの裾をパンツに入れるのが大会のルールにまでなっていると聞きましたが、その目的はいったい何でしょう?

だらしないから、ですか?

そう主張する人の多くが、その根拠として「制服のシャツの裾はズボンに入れるだろう」と、わけのわからない例えを引き合いに出してくるのですが、それに対しては「テニスウェアと制服は違う」という原則論をもって説明すれば十分です。

断っておきますが、ぼくは「シャツの裾はパンツに入れるべきではない」と主張しているのではありません。
眼が悪い人がメガネをかけるのかコンタクトレンズを使うのかは、その人の裁量に委ねられているのと同様、シャツの裾を入れるか入れないかなどという、テニスの本質とは何の関係もないことについては、本人が決めればいいことなんじゃないの?という、すごくシンプルな主張なのです。

20080504234004.jpg
▲一般の大会でのワンシーン。同じウェアでもシャツの裾を入れている選手もいれば出している選手もいる。

自分の学校の生徒にシャツの裾を入れさせるよう強要するのは勝手です。そんなことで生徒がついてくるかどうかは別として、それはその先生のポリシーとしてあっていいかもしれません。
しかし、そういうことをこともあろうに大会のルールにしてしまい、それに従わない選手に対し、試合を中断してまで従わせるというのは、その指導者たちの横暴・傲慢・自己満足以外の何ものでもありません。

前述の「中高生にはシャツの裾を入れるように指導しているので・・・」と言った先生は、タバコを吸っているすべての大人に対して、「中高生にはタバコを吸うなと指導しているので、吸うのをやめてもらえないか」とお願いできるのでしょうか?

大人は大人、子供は子供。その間にはいろいろな意味ではっきりとしたカベがあるのです。もしその違いを説明できないのなら、無意味なルールを強要するのはやめるべきです。自分が普段行っている根拠のない“指導”を正当化するために、トップ選手にまでそれを押しつけるなどという行為は、横暴以外の何ものでもありません。

中体連の登録人数が約39万人、高体連の登録人数が約9万人というデータがあるそうです。中学を卒業してしまうと約30万人がソフトテニスをやめてしまうということなのですが、上記のような理不尽な“指導”がその遠因になっていないと、誰が証明できるでしょう。

とかく閉鎖的で軍隊のようだと揶揄されがちな、学校現場でのソフトテニスをもっと解放したいと思うあまり、かなり過激なことを言ってしまいました。

ところで、前述の“ある大会”でのシャツを出していたトップ選手ですが、本番ではやはりシャツを出していたことを申し添えます。
本人の裁量とかポリシーである領域に土足で踏み込んでこられても、それに屈するつもりは毛頭なかったということでしょうね。
決して迎合しなかったこの選手に拍手を送りたいと思います。

今年度からゼッケンをつけろとか、そんなルールが導入されたという話も聞きましたが、それも目的がよくわかりません。ゼッケンがないと失格などということになっているのだとしたら、ソフトテニスの解放や平準化には逆行する話です。とかく“制約”が多すぎるこのソフトテニス界をどげんかせんといかん!と思うのはぼくだけでしょうか。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/tb.php/126-f8854ffa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Copyright (C) 軟式庭球研究所. All rights reserved. Template by Underground
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。