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2016-05-08

ソフトテニスの大会はなぜ「定員」を設けないのか

先日、某区の大会に出場した。


開会式では、大会役員によるお決まりの「競技上の注意」が伝えられたのだが、そこでなんと、

 “本日は参加者数が非常に多いので、すべて5ゲームマッチとします”

とのお達しがあったのだ。


小生、長い間テニスをしているが、社会人になってからの公式戦で5ゲームマッチをやらされたのは初めてである。
最後に5ゲームマッチで行った公式戦は、はるか40年近く前の中学時代である。


今回は、スロースターターの自分としては珍しく予選リーグを通過し(この時点でベスト4)、決勝トーナメントに進出したのだが、準決勝でも5ゲームを強いられ(ここでファイナルの末敗退)、決勝だけが申し訳程度に7ゲームで行われたのだった。


確保できているコート数とそのコートの利用可能時間から逆算して、その日のうちに全試合を消化できないと思われる場合、次のようなローカルルールが適用されることはこれまでにも経験がある。

 ◇ファイナルゲームは4ポイント先取、チェンジサービスあり、チェンジサイズなし
 ◇各ゲームともデュースは1回まで。アゲインになったら次のポイントを取ったペアの勝ち
 ◇時間内に決勝まで終わらない場合は、ジャンケンで勝敗を決定


しかし5ゲームマッチというのは今回が初めてであった。


こういうローカルルールに遭遇するたびにいつも思うのだが、ソフトテニスの大会はなぜ参加者の「定員」を設けないのだろうか。


いつも引き合いに出してしまうが、マラソンの大会はネットで受け付けており、それは、申込みをすべて受け付けた後に抽選を行うパターンと、先着順に申込みを受け付けて定員に達した段階で終了にするパターンの2通りがあるのだが、いずれにしても参加者の定員が決まっているのである。


ソフトテニスの大会でも、天皇杯やインターハイなどのように、出場枠が決められていて、誰でもエントリーできるわけではない大会は大きな混乱はないはずだが、それ以外の、誰でもエントリーできる大会は、定員を設けないことには、決められた日程内に大会を終わらせることができなくなる可能性があるわけで、だからと言って5ゲームで実施するなどというのは、参加者を見くびりすぎていると言わざるをえない。


今回の場合、5ゲームマッチで済んだからいいようなものの、では参加者がもっと多かった場合は、3ゲームマッチで行われたりするのだろうか。


もともとソフトテニスという競技は、できるだけ多くの選手が参加できるように、という配慮が随所に感じられる競技である。


シングルスはほとんど行われず、ダブルスのみで行われてきたのも、限られたコートをできるだけ多くのプレーヤーが使えるようにという配慮だし、硬式テニスをはじめとする他競技に比べて試合時間が短すぎるのも、同様の配慮の結果だと思われる。

 ※ソフトテニスの試合は短すぎないか
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-160.html


各大会においても、出場を希望する選手ができる限り全員出場できるように、という配慮の結果、定員を設けることなく万人に門戸を開放するというやり方が一般的になっているのかもしれないが、その結果として、5ゲームマッチを強いられるなどというのは本末転倒である。


仮に定員を設けた場合の取り扱いだが、前述のマラソン大会のやり方にならえば、①定員を超えた場合は抽選にする ②先着順に受け付ける の2通りが考えられる。


①の抽選方式であれば公平だが、②の先着順方式はいろいろ問題がありそうである。というのは、現在のソフトテニス大会の多くが、クラブ単位で申込みを行うルールになっているため、極端な場合、Aクラブは全員が出場でき、Bクラブは全員が出場できない、といったことが起こりうるからである。
申込みはクラブ単位などではなく、あくまで各選手個人の自己責任において行われるべき、というのは以前のブログで述べた通りである。

 ※大会へのエントリーをもっとシステマチックにできないか
  http://whoyouknowanata.blog22.fc2.com/blog-entry-358.html


ソフトテニスの競技人口は今後も劇的に増えることはないと思われるので、各連盟はこれまでのやり方を踏襲していれば、決められた日程内に大会が消化しきれないという心配はほとんどないのかもしれないが、人気のある大会の場合は、参加希望者が集中する可能性は十分あるだろうと思う。


その結果として、ファイナルが4ポイント先取になったり、ましてや5ゲームマッチになったりして、しかも参加者がそのことをおかしいと感じないというのは、やはり競技としての成熟度が低いからではないか。


確立された競技として、参加者全員がきちんとしたルール通りの試合ができるよう、大会主催者は参加者の「定員」を設けるべきであると思う。


各連盟には、ぜひともご検討をいただきたい案件である。

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