--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2015-09-24

ファイナルゲームの正審は難しくない

小生が学生~社会人の現役だった頃と違って、ファイナルゲームが7ポイント先取、ダブルスの場合は4人が交代でサービスを行うというルールに変更されて、すでに20数年が経つ。


それまでのルールにおけるファイナルゲームは、1ゲーム目にサービスを行ったペア(しかもそのうちの1人のプレーヤー)がファイナルゲームでもずっとサービスを行い、しかも他のゲームと同様、4ポイント先取というルールだったので、それに比べれば、非常に公平感・納得感のあるルールになったものだと思う。


ただ、審判、特に正審にとっては、現在のルールにおけるファイナルゲームの進行はなかなか難しく、正審をやりながら、ファイナルにならないことを祈っている人も多いのではないかと思う。


中学生や初心者のママさんなどの大会で、経験の浅い選手が正審を務め、ファイナルに突入した場合、パニックになってしまうシーンは容易に想像できるのだ。


先日出場した全日本シニア選手権で、ファイナルゲームの5-5になったとき、サービスの順番間違いが起きてしまった。本来の順番では小生のサービスだったのだが、小生のペアがサービスを打ってしまった。誰もその間違いに気づかない中、小生が若干の違和感を感じて正審に確認したが、正審がそれでいいと断言したため、そのまま続行してしまったのだった。
その直後、誤りを全員で共有し、正しい順番に戻したが、順番の間違いを指摘できなかったこの正審の責任は大きいと感じている。


たしかに、現在のファイナルゲームの構造はかなり複雑怪奇である。


 ・サービスはそれぞれのペアが交代で行うが、さらにそのペアの中で2人が2ポイントずつ交代で行う。
 ・最初の2ポイントが終了したらチェンジサイズとなり、以降は4ポイントごとにサイドを入れ替わる。



これらを頭で理解していたとしても、「次のポイントはどちらのペアのどちらのプレーヤーがどちらのサイドからサービスを行うのか」を瞬時に判断できるようになるには、かなりの経験が必要なのではないかと思う。


しかし、これらはちょっとしたコツをつかんでおくだけで、かなり楽にできるようになるのである。
今回は、普段小生が実践している方法を紹介させていただくのだが、それは決して特別なものではない。
すでに実行している人はおそらくたくさんいることと思う。
「なーんだ、そんなことはとっくに知ってるよ」という方は、読み飛ばしていただければ幸いである。


全国各地で、審判資格を取得するための講習会は開かれていると思うが、ミスのない審判のやり方についての指導はまったくと言っていいほど行われていないのではなかろうか。


たとえば小生は、正審を務める場合、チェンジサイズのたびにジャッジペーパーの天地をひっくり返し、向かって右側のペアであれば、ジャッジペーパーにおける選手名の欄も向かって右側になるようにしているのだが、そういう単純なことだけでミスは激減するのである。


前置きが長くなってしまったが、以下にファイナルゲームの審判の要領を記す。


===================================

【1】
ここでは、東・西ペアvs北・南ペアの対戦を例に解説します。
(下記のジャッジペーパーは、ファイナルゲーム以外の欄を省略しています)

この図は、ファイナルゲームが東・西ペアのサービスから始まることを表しています。

judgepaper1.jpg


【2】
サーバー側の最初のマスを見ると、マスの右肩にアスタリスク(*)がついていることがわかります。
このように、1本目のサーバーのマスにアスタリスクがついている場合、このファイナルゲームは最後までサーバーペアのマスにアスタリスクがつくことになります。
逆に、1本目のサーバーのマスにアスタリスクがない場合は、最後までサーバーペアのマスにはアスタリスクがつかないことになります。

judgepaper2.jpg


【3】
上記の【2】で、どちらのペアがサービスを行うかはわかりましたが、では、2人のプレーヤーのうちどちらが次のサービスを行うか、これを間違ってしまうケースがよく見られます。
これを間違えないためには、ジャッジペーパーのマスを2個ずつ区切って見るようにします。
下図で、色のついているマスは東・西ペアがサービスを行うポイントですが、仮に東選手から先にサービスを行った場合は、2個ずつ区切ったマスの奇数番め、すなわち1、3、5、7・・・番めが東選手のサービス(下図の青色のマス)、偶数番め、すなわち2、4、6、8・・・番めが西選手のサービス(下図の赤色のマス)ということになります。

judgepaper3.jpg


【4】
ジャッジペーパーには、親切なことに縦に太線が引いてあります(下図の赤い線)。これはチェンジサイズのタイミングを表しています。この太線の一つ手前のポイントが終了したら「チェンジサイズ」とコールし、それ以外は偶数ポイントが終了したら「チェンジサービス」とコールします。
(注:2段目の右端の縦線は枠の太線なので、ここはチェンジサイズではありません)

judgepaper4.jpg


===================================


前々回のブログで、審判員制度の改革案を提示したが、このファイナルゲームの進行を円滑にできるかどうかのテストを受講生全員に課すというのはどうだろうか。


合格率がどの程度になるのか見当もつかないが、これができなくては審判の資格など与えられないと考えるべきであろう。

スポンサーサイト
Copyright (C) 軟式庭球研究所. All rights reserved. Template by Underground
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。