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2013-03-20

ソフトテニスのメジャー化に対する勘違い

シーズンオフには特に、ソフトテニス関連のイベントが花盛りである。

小生が以前少しだけ関わっていた「ソフトテニスチャレンジ」なるイベントもその代表である。


シーズンオフのインドア大会というのは昔から存在する。

一方で、特にジュニアを対象にした講習会というのも、各地で行われている。

「ソフトテニスチャレンジ」というイベントは、インドア大会と講習会を併せ持った性格のものであり、要はトップ選手どうしの試合を見せることをしながら、“観客”であるはずの中高生をフロア(=コート)に招き入れて、トップ選手と一緒にプレーしてみようという、観戦と体験を同時に実現できるイベントで、小生が関与していた第1回当時はそこそこ画期的なものだった。


その後、あちらこちらでこのコンセプトが真似されてしまい、今では至るところで似たようなイベントが繰り広げられているようだが、元祖はこの「ソフトテニスチャレンジ」であると断言できる。


ところで、小生が「ソフトテニスチャレンジ」に関わっていた頃、大会の総合プロデューサーを務めていた某氏は、開会式の入場で、出場選手がジュニアと手をつないで入場する、というパフォーマンスを提案したのだった。


選手が子どもと手をつないで入場する、という図は、少し前までの日本人には抵抗感があったのではないかと思うのだが、サッカーW杯などの影響でいきなり身近なものになった感がある。


それをソフトテニスのイベントでも取り入れようという、プロデューサー氏の“悲願”に近い想いはわからなくもないのだが、小生に言わせると、普段から極めて地味な取り扱いしかされておらず、全国優勝しようが、国際大会でメダルを取ろうが、メディアにほとんど取り上げられることのない、マイナー競技のトップ選手たちが、ここぞとばかりに日ごろの鬱憤を晴らそうとしているようにしか思えないのだ。


物ごとを深く考えずに、メジャーな競技の表層的な部分だけを真似ることほど、みっともなく恥ずかしいことはないと思う。そんなことだけで、ソフトテニスがメジャーになるわけではないのだから。


メダルをとった国際大会で、メダルをかじる真似をする、あのポーズも個人的にはかなりキライだ。
どの競技の誰がああいうパフォーマンスを始めたのか知らないが、あれは最もソフトテニスに似つかわしくない作法だと思う。


天皇・皇后賜杯を取った選手は、表彰式で白い手袋まではめてそれを受け取っているのだが、はたしてその賜杯をかじる真似ができるのだろうか? それができないのなら、ああいうくだらないパフォーマンスはやめろと言いたいのである。


他の競技に関する研究やそこから学ぼうという姿勢はもちろん大切なのだが、やはりソフトテニスは、あくまで独自の路線を貫くべきなのだと思う。「オリンピックに」などという寝言はさすがに最近聞こえなくなったが、野球やソフトボールだけでなく、レスリングまでが正式種目から外されかけている現在、ソフトテニスがオリンピック競技などというのは、ほとんど夢のまた夢だからだ。


身の丈に合ったソフトテニスの楽しみ方や、国内外における実質的なアピールのしかたをまずは考えるべきであり、決して派手なパフォーマンスだけで何かが変わるわけではないということは、あらゆる関係者が、もう少しきちんと認識すべきなのだと思う。

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