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2012-07-01

ベースラインは見えますか

小生、大会で審判を務めることになったときには、たいていの場合、正審を買って出るようにしている。


理由はいくつかあるのだが、


1)ソフトテニスを、見ても面白いものにするため
 →スコアボードもない状態では、見ている人たちからはスコアの状況がわからない。
  コール時にはできるだけ大声を張り上げ、「見るスポーツ」としての価値を向上させたい。


2)マナー向上のため
 →例えばその試合中に、コート後方を横断する者がいようものなら、ゲームを中断させて
  注意を与えるようにしている。そういうことの積み重ねで、少しでもソフトテニスの
  マナーを向上させたい。



とはいえ、審判を務めるのはなかなか大変だ。判定をめぐって選手から猛抗議を受けることもある。


特に正審はその矢面に立つことが多いわけで、正審をやりたがらない人の気持ちもわからないでもない。


最近つくづく思うのだが、高さ150cmの審判台からベースライン上のボールを判定するのは限りなく不可能に近いのではないか。
「自分はベースラインのボールをはっきりと判定できる」という方は、並外れた視力を持っているとしか言いようがない。


先日出場した某大会で、正審を務めたときのこと。


Aペアの打ったかなり速いボールがベースライン上に突き刺さり、しかしBペアはそれを返球、ラリーが4~5本続いた後に、Bペアがポイントを失った。


そこでBペアの後衛が「さっきのベースラインのボールはアウトではないか」と抗議してきた。


たしかにそのボールについては小生も微妙だと思ったのだが、小生のジャッジに関する基本方針は、


 「インかアウトかわかりにくい場合はすべてインとする」


というものであり、この場合もあくまで「イン」と判定したのだった。


ところがそのBペアは、小生の判定に対し、


 「ボールの跡(落下地点)はどこですか」


と質問してきたのだった。


何年か前に、抗議についてのルールが厳しくなり、「抗議はしてはいけないが質問はしてもよい」などという、わけのわからないルールができたためか、近年こういうことを言ってくる輩が増えたが、これは一見、質問の形をとっているように見えるが、審判の側からすると、抗議以外の何ものでもない。


だいたい、そのボールの後に何本もラリーが続いた後で、落下地点はどこですか、などと聞かれて答えられるわけがない。


少しだけカチンときた小生の答えは以下の通り。


 「ボールの跡がどこだかはもはやわかりませんが、
 あくまでその時点でインと判定したのです!」



Bペアは不満顔のまま、しかしそれ以上抗議することなく従ってくれました(笑)。


オムニが主流になってから、ますますベースラインは見にくくなっているように思う。


最近の傾向として「敗者審判」よりも「相互審判」がメジャーになっているのではないかと思うが、相互審判であれば、当事者は4名いるはずだ。であれば、正審・副審のほか、残りの2名を線審にしてベースラインの判定をさせてはどうだろうか。


・・・とはいえ、隣のコートとの間隔が狭い現状では、決勝戦とかでもない限り、線審の立つ場所はないよね。


誰も正確にできないベースラインの判定、何とかならないもんだろうか。

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