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2012-06-22

理解に苦しむ「ユニフォームの着用基準」

またか・・・と、思わずため息が出た。


日連ホームページに掲載されている「ユニフォーム等の着用基準について」を読んでのことである。


今回改訂された着用基準のポイントは大きく2つある。シャツに関する規定とアンダーウェアに関する規定である。


以下、改訂内容を原文のまま書き出し、小生なりの批評を加えてみたい。

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1.ユニフォーム
襟(4~6cm)付きで、前立てにファスナーかボタン付きの半袖の
スポーツシャツと裾が膝より上のパンツ、またはスコートとする。ただし、
女子のワンピース及び襟なしノースリーブのスポーツシャツ(Tシャツを
除く)はユニフォームとみなす。
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この改訂のポイントは、

 ア、襟のサイズが数値で規定されたこと
 イ、前立てがファスナーかボタン付きでなければならないとされたこと

の2点である。


アについて言えば、改訂前は「襟付き半袖のスポーツシャツ」としか規定されていなかったが、この「襟付き」という部分は以前からヘンな条文だと思っていた。なぜならこの世に“襟のないシャツなど存在しない”からである。


Tシャツだろうが、ババシャツだろうが、すべてのシャツには形は違えど 襟は必ずついている のだ。


今回これを「4~6cm」という数値で規定しようとしているわけだが、これもおかしな言い回しだ。
4~6cmとはどこの長さなのかが明記されていないからだ。
おそらくたいていの人は「折り返した襟の幅」をイメージするのだろうが、そうとは書かれていない。例えばこんなハイネックタイプのシャツだったらどうするのだろう。

hineckshirt.jpg

見て明らかなように、これは4~6cmの襟がついたシャツだ。
今回改訂された条文では、これらのシャツを規制することはできないのである。


また、イの「前立てにファスナーかボタン付き」というのもけったいな言い回しだ。
最近ファスナーもボタンもないタイプをちらほら見かけるようになってきただけに、なぜそのような時代に逆行するような規制を加えるのか、まったく理解できない。


小生もこのタイプのシャツを持っている。

nike-RF.jpg

これはナイキのロジャー・フェデラーモデルなのだが、ご覧の通りファスナーもボタンも付いていない。


nike-RF-button.jpg

頭にきたので、ボタンを1個だけつけてやることにした。
ボタンつけは子どもの頃からわりと得意なのだ。


条文には、「ボタン付き」とはあるが、「ボタンホール(穴)付き」とは書かれていないので、これで十分OKだ。
そもそもボタンがついていさえすればいいので、このボタンは金ボタンでも貝ボタンでも何でもかまわない。


こういうタイプのシャツを持っている皆さんは、「もうこのウェアは着れないのか・・・」などと諦めずに、この方法で対処しましょう。


さて、もう1つの改訂。

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《ウェアに関する特例》
(2)アンダーウェア(インナーウェア)の着用については、襟元を除き、
   ユニフォームから露出して着用することは認めない。
   ただし、長袖アンダーウェアの着用については、大会主催者が認める
   場合のみ着用可能とする。
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「ただし」以下の部分が、今回付け加えられた条文である。


「襟元以外、露出してはいけない」という前段の部分は何年か前に定められた基準であるが、前述のシャツに関する基準が「半袖」と定められている以上、長袖のアンダーウェアを着ると、必然的に腕の部分が「露出」することになる。


2010年の沖縄インターハイの際、炎天下対策として長袖アンダーウェアの着用が例外的に認められたという話を聞いたが、それ以外にもさまざまな地域・階層で長袖アンダーウェアのニーズは案外多かったのか、それについては大会主催者の裁量でOKということにしようよ、という“規制緩和”なのだろうと解釈した。


しかし、上記の条文をもう一度読み返すと、大会主催者が認めれば腕の部分のアンダーウェアを露出させていいとはどこにも書かれていない。


つまり、上記の条文に忠実に従うとなると、「大会主催者が認めれば長袖アンダーウェアを着用することは可能だが、それを露出させてはならない」ということになる。ではどうすればいいのかというと、すなわち「腕まくりをしてアンダーウェアを隠すしかない」ということになるのだ(笑)。



・・・これは屁理屈でも揚げ足取りでもない。ただ条文を正確に読んでいるだけだ。
もしこれが屁理屈だと言うのなら、法律の専門家の知恵を借りてでも、誰が読んでも絶対に誤解されないような条文を作るべきなのだ。


というか、その前に、なぜこのように規制を強化する方向に向かうのかわからない。


ソフトテニスプレーヤーはもともと、「公認メーカー制度」というわけのわからない制度によって、ただでさえ多大な規制を受けている。それに加えて、やれゼッケンを着けろだの、そのゼッケンの書体はこうでないといけないだの、くだらない規則がどんどん増えているというのに、なぜこれ以上規制でがんじがらめにしようとするのか、今回は(今回も)その理由すら明らかにされていない。


しかも、以前“「ユニフォーム着用基準」って?”というブログでも書いたように、こういう基準を作っておきながら、現場の大会ではほとんどそれは遵守されていないのである。遵守できないような規則なら最初から作るべきではない、というのは至極まっとうな理屈だと思うのだが。


ソフトテニスをやっていて一番イヤな気持ちになるのが、これらソフトテニスの本質とは何の関係もない無意味な規制を強いられる瞬間である。

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