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2012-01-24

ボールのバウンドの精度をもっと高めるためには

現行のルールでは、ボールのバウンドに関するルールは次のように規定されている。

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第13条(1)
バウンドの高さは、マッチを行うコートにおいてボールの下端が1.50mの高さから故意に力を加えることなく落下させた場合、コート面で弾んだ後の最高到達点がボールの下端で70cmから80cmまでの範囲となるよう調節する。
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上記の条文のうち、「マッチを行うコートにおいて」という部分が実は非常に重要なのではないかと思っている。
つまり、いくら手元でボールの空気圧を一定にしたところで、実際にそのコートで弾ませてみるまでは、それが適正なのかどうかはわからないということだ。


ちなみに硬式テニスのボールには、「空気入れ」という行為は存在しない。空気入れの針を突き刺すような穴も見当たらない。空気圧が一定に保たれた缶の中から取り出したボールを、どんな条件であっても“そのまま”使うのである。


ボールは気温や気圧によってかなりバウンドが変わってくる。
また、硬式の場合、コートサーフェスは、クレー・オムニ・ハード・アンツーカー・カーペットなどなど、かなりのバリエーションがあるが、このように極端に異なる環境の中で、空気調節をすることなく、同じボール(でありながら、バウンドはかなり異なるボール)を使ってプレーしなければならない硬式のプレーヤーはかなり大変だ、ということになる。


それに比べると、ソフトテニスでは、ルール上はそのコートごとにバウンドを調整することとなっているので、もちろん、オムニではボールが止まりやすいとか、インドアではカットサーブが有効だとか、そういう違いはあるものの、バウンドの高さという点では、どんな条件下でも基本的には同じような環境でプレーができる“はず”だ。


しかし、ソフトテニスのボールというのは、いったいどの程度精密にバウンドを調整することが可能なのだろうか。


小生は使ったことがないのだが、ナガセケンコーからはこんなグッズが販売されている。

air-gauge.gif


これはボールの直径を、競技規則で定められている6.6cmになるよう調整できるというものだ。


しかし、長年ソフトテニスをやってきた経験でいうと、何となくではあるが、ボールの大きさ(=直径)とバウンドというのは必ずしも比例しないのではないかという気がする。


ましてや「マッチを行うコートにおいて」とある以上、大きさを統一したからといって、すべての条件に対応できるわけではないということは、容易に想像できる。


極端な話、ボールの直径が6cmだろうが7cmだろうが、1.50mの高さから落として70cmから80cmの間に弾んでくれれば、競技には支障がないのである。


先日のブログ「『試合球』とは何なのか?」で、ボールのバウンドに10cmも誤差が許されているのはいかがなものか、ということを書いたが、ではどうしたらすべてのボールのバウンドを同じ水準に統一することができるのかというと、実はよくわからない。


一つは空気圧を精密にコントロールできる器具を開発することだが、それができたとしても、コートによって、あるいは気温や気圧によって、その空気圧を変えなければいけないのだとしたら、やはり実際に弾ませてみるしかない、ということになる。


もう6年近く前のことになるが、ボールのバウンドを測定するための器具というのを作ってみたことがあった。(ブログ「DIYやってみました」を参照のこと)

060305_2248~0001


これがその器具だが、これは各連盟が大会で使っているものとそれほど大きくは変わらない。


060305_2236~0001


ただ、このように折りたたむことができるというのがミソで、これならラケットバックに入れて持ち運ぶことも可能なのだ。


このオリジナルグッズ、バウンドを検査するという意味で「バウンドドック」と名づけた(「ハウンドドッグ」ではありません 笑)が、このデジタルの時代に、あまりに原始的なしくみでしかないのが不満である。


個人的には、ボールのバウンドの誤差は1~2cm程度に抑えたいと思っているのだが、これではどう頑張っても5cm以上の誤差は出てしまうのではないかと思う。


日本の科学と技術を結集して、ボールのバウンド管理の精度を上げられないものだろうか。

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